
【今さら聞けない?ネイルの基本】塗ったネイルが長持ちする塗り方&ネイルケアのコツ|美肌レッスンA to Z
ケアが行き届いた指先は、女性をより美しく見せてくれます。また、指先は自分の視界にも入りやすいので、キレイに仕上がると気分が上がりますよね。でも、せっかくネイルカラーを塗ってもすぐに剥がれてしまったり、爪が欠けてしまったりと、なかなか思うように行かず億劫になってしまうという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、今さら聞きにくいネイルの基本を解説します!爪のお手入れ方法や、ネイルカラーが長持ちしやすい塗り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
知っているようで知らない?爪の基本知識
◆そもそも爪の役割とは
爪は、実は皮膚の一部です。皮膚や髪の毛と同じ「ケラチン」(タンパク質の一種)からできています。爪が硬い理由は、指先に集まっている血管を守るためと言われており、指先で物をつまみ上げたりするときにも大きな役割を果たしています。爪をケガしたことがある人は、指先に力が入らず大変な思いをしたことがあるかもしれません。爪は小さいけれど身体にとって重要な部位です。ぜひ健やかに保ちたいですね。
◆爪は健康のバロメーター?
爪は健康状態を映し出す鏡とも言われています。健康的な爪は淡いピンク色のなめらかな状態ですが、色が悪くなったり縦や横にスジが入ったりした場合は、体調不良やストレスを知らせるサインかもしれません。時々チェックしてみてくださいね。
爪を健康に保つためのネイルケア 5つのポイント
爪は常に酷使される部分ですので、間違ったお手入れをしていると、弱く薄い爪になったり、ひび割れや二枚爪などのトラブルを起こしたりすることがあります。爪の状態が悪いとネイルカラーがうまく乗らないばかりか、健康を害することにもつながりかねません。以下を参考に、基本のネイルケアを見直してみてくださいね。
① こまめに切る
爪が伸びるスピードは個人差がありますが、1日0.1mmずつ伸びると言われています。長くすればするほど割れやすくなりますので、こまめに切って一定の長さを保ちましょう。
② 爪切りはNG?
爪はできるだけ圧力などの負担をかけないことが重要です。できるだけ爪切りは使わずネイルファイルで削りましょう。
③ 爪はいつ切るのがベスト?
爪が一時的に柔らかくなるお風呂上がりがおすすめです。
④ 乾燥はNG!
冬になると爪がもろくなるように感じるのは、乾燥が原因です。特に最近は手洗いの機会が増え、石鹸により肌の水分や油分が失われてしまいがち。手を洗ったらこまめにハンドクリームを爪に塗り込むように意識しましょう。
⑤ 落とすときも要注意!
意外と多いのが、落とすときに爪を傷めてしまう方。リムーバー(除光液)はアセトンフリー、トルエンフリーなど、爪にやさしいものを選びましょう。また、落とすときにゴシゴシと強くこすってしまうのはNG。リムーバーを浸したコットンを30秒ほど当ててから、やさしくふき取りましょう。
ネイルが長持ちする!ネイルケア&カラーリングの基本HOW TO
■STEP1 ネイルケア|長さを整えます
まずはネイル用のファイル(爪やすり)で長さを整えます。爪に対して45度の角度でファイルを当てて削ります。ファイルを左右に往復させると二枚爪の原因となるため、一定の方向に動かしながら削りましょう。最後に左右の爪の角を整え、触って角を感じなくなったら完了です。
★ポイント:力を入れず、ていねいに行いましょう。
★+α STEP:爪の根元にある白い薄皮(甘皮)を処理するとベタ―。ネイルカラーが美しく仕上がる、ささくれができにくくなる等の効果があります。
■STEP2 ネイルカラーを塗る前の下準備
ネイルカラーを塗る前に、まずは爪の下地を整えます。
①爪に皮脂やハンドクリームなどの油分が残っているとネイルカラーがうまく乗らないため、ハンドソープで手を洗うか、コットンに含ませた消毒用のエタノールで爪表面を軽くふき取っておきましょう。②ネイルカラーの前に「ベースコート」を塗ります。爪を保護してダメージを抑え、ネイルカラーのもちがアップ。ネイルカラーも均一に伸び、美しい仕上がりが期待できます。
★ポイント:爪のダメージが気になる方は、ベースコートのかわりにネイルケアプロテクターを使うのがおすすめ。爪を補強してくれるため、爪が割れやすい方の心強い味方です。
爪を補強・保護しながら、素爪にニュアンスをプラス。ベースコートとしても単品でも使える、爪補強プロテクター。素爪に塗るだけの簡単ケアで、マイクロカルシウムとパンテノールが爪の凹凸に入り込み、爪をしっかりと補強&保護。縦ジワなどの爪トラブルをケアします。ほんのり色づいてニュアンスもプラス。爪をしっかりケアしながらキレイも叶える優れものアイテムです。
■STEP3 カラーリング
①ネイルカラーをブラシにとったら、ボトルの口元でしごき、余分な液を落とします。
★ポイント:ブラシを容器の口元で扇形に開き、片方に液をためます。液がついている側で爪に塗ります。
②次に、爪全体に塗る前の一工夫をしましょう。爪のエッジ部分(爪先の断面)に塗ると、爪先からの剥がれを防ぐことができ、もちが良くなります。
④両手を塗り終わったら、同じプロセスで二度塗りをします。
★ポイント:ネイルカラーがはみ出してしまったら、綿棒にリムーバーをしみこませたものでふき取りましょう。
⑤完全に乾いたら、仕上げにトップコートを爪全体に塗ります。ツヤが出て、ネイルのもちもアップします。
完成しました!
塗りムラがなく、ツヤツヤとした仕上がりです。
今回は、基本のネイルケアとネイルカラーの塗り方をご紹介しました。少しの工夫で爪を健康に保ち、ネイルカラーが長持ちしやすくなりますので、乾燥で爪が割れやすくなるこれからの季節、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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写真・取材・文/伊藤幸子