
カサつく秋冬こそツヤが重要!自然なツヤ肌ベースメイクHOW TO|美容のプロに聞いてみました
肌のカサつきが気になりやすい秋冬。ファンデーションがうまくのらなかったり肌のツヤが奪われたりと、ベースメイクに関する悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。肌にツヤがないと疲れた印象に見えてしまうことも…。今回は、自然なツヤ肌に見せるメイクテクニックをご紹介します。似て非なるツヤとテカリの違いもチェック!
ツヤとテカリの違いって…?
ツヤを出すコスメにはたくさんの種類がありますが、使い方によってはテカリに見えてしまうことも。まずは、ツヤ肌とテカリ肌の違いをチェックしましょう。
ツヤ肌
光って見えるような、艶やかでうるおいのある肌。内側から水分があふれ出るような様子で、韓国では水光肌とも言われています。
頬の高い部分や鼻筋に光が集まっているのに対し、フェイスラインや小鼻の周りはさらりとした質感です。
テカリ肌
皮脂が浮いて、全体的にベタっとした印象の肌。
おでこやTゾーン、小鼻など皮脂の多い部分にツヤがあると、テカリ肌に見えてしまいます。
自然なツヤ肌に!簡単ベースメイクHOW TO
ここからは、赤みやくすみなどの肌悩みをカバーし、うるおいとツヤをキープするベースメイクテクニックとおすすめアイテムをご紹介します!
皮脂を抑えることでくすみも化粧崩れも防ぐ、ラベンダー色のUVカット化粧下地。自然にトーンアップし、気になる毛穴や凹凸をカバーします。
光を利用し、みずみずしいツヤ肌に見せてくれるリキッドファンデーション。3つの保湿成分がうるツヤ肌をキープします。透明感は損なわず、気になるアラはしっかりカバー!
1:スキンケアでうるおいをチャージ
美しいツヤ肌を作るには、メイク前のスキンケアが重要。まずはしっかりうるおいを補給するところから始めましょう。
化粧水を2、3度重ね付け。手のひらで温めながら化粧水をつけ、ハンドプレスを繰り返します。手のひらに肌が吸い付くようになったら水分がしっかり入ったサイン。保湿液やクリームでしっかりフタをします。
2:下地とファンデを混ぜる
お悩みをカバーしようとするとついつい厚塗りになり、ツヤと透明感は失われがち…。そんな方におすすめなのが、ラベンダー色の下地とリキッドファンデーションを混ぜるテク。赤み・黄み・くすみといった肌悩みに合わせて混ぜる比率や塗る場所を変えることで、自然なツヤ感を損なわずにお悩みをカバーすることができますよ。
\混ぜ方のポイント!/
赤みが気になる肌
比率|スムースキープベースUV:ウォータリーグロウリキッドファンデーション=1:2
ポイント|スムースキープベースUVを少し混ぜることで、血色感を活かしながらツヤを引き出します。
くすみが気になる肌
比率|スムースキープベースUV:ウォータリーグロウリキッドファンデーション=2:1
ポイント|スムースキープベースUVを多めに混ぜることでくすみを飛ばします。
黄みが気になる肌
比率|スムースキープベースUV:ウォータリーグロウリキッドファンデーション=2:1
ポイント|スムースキープベースUVを多めに混ぜることで黄みを抑えます。
3:混ぜたベースを顔に塗る
下地とリキッドファンデーションを混ぜたベースを塗っていきます。
\塗り方のポイント!/
赤みが気になる肌・くすみが気になる肌
下地とリキッドファンデーションを混ぜたベースをおでこ・両頬・鼻・顎の5点にのせます。
このとき、逆三角形にのせてからのばすとムラになりにくく手早く全顔になじませることができます。
黄みが気になる肌
下地とリキッドファンデーションを混ぜたベースを全顔に薄く塗り、上からラベンダー下地を顔の中心部分に重ね塗りします。
黄みを抑えたいからと全顔に多量のラベンダー下地を重ねてしまうのはNG!顔と首の色に差が出やすくなるため、重ね塗りは中心部分に留めましょう。
4:ベースを伸ばす
ベースをのせたら、3本指で逆三角を広げるようにポンポンと軽く叩き、薄く均一に伸ばします。さらにカバーしたい部分には、薬指でトントンと重ね付けしましょう。
5:ハンドプレスでファンデーションを密着させる
ベースを塗り終えたら手のひら全体で顔を包み込み、ファンデーションを密着させます。
ギラギラせず、絶妙なパール感のチークベース&ハイライト。みずみずしいツヤを引き立て、上品なメイクに仕上がります。サッとのせるだけで立体感アップ!
5:ハイライトでツヤをプラス
グロウスキンコンパクトのハイライトを薬指に取り、
・目尻の下のCゾーン
・目頭から鼻の横に縦に
・鼻の付け根
・上唇の山の上
・顎の高い位置
以上のポイントにポンと置くようにのせましょう。このポイントにのせることでメリハリができ、元の肌がうるおっているようなツヤ肌に仕上がります。
STEP3|パウダーを薄付けし、肌を磨き上げる
保湿パウダーを50%配合した、リキッドファンデーションのツヤ感を活かすフェイスパウダー。パサパサせず、軽やかでさらっとしたツヤ肌に仕上がります。
肌触りの良いメイクブラシ。メイクの最後に余分なパウダーを払う一手間を加えるだけで、仕上がりが格上げされます!
6:フェイスパウダーで仕上げる
ルースパウダーをパフにとり十分に揉みこんでから、皮脂の出やすいおでこ→小鼻→顎へと順にのせていきます。パウダーは途中で付け直さず、はじめにとった量を全体にのせましょう。
7:ブラシで余分な粉を払う
最後にフィニッシングブラシの毛先で肌を撫でるように余分な粉を払います。
ベースで仕込んだツヤをルースパウダーでマットにしてしまわないよう、パウダーをのせるときにも”薄く広く”を意識しましょう。ルースパウダーの付け方を少し変えるだけで、メリハリのあるツヤ肌に仕上げることができます。
秋メイクは自然なツヤ肌で印象アップ!
自然なツヤ肌に見せるベースメイクテクニックをご紹介しました。朝のベースメイクを少し変えることで、秋冬のカサつきにも負けない好印象なツヤ肌メイクに仕上がります。乾燥の季節、ベースメイクでお悩みのあなた!ぜひツヤ肌で乗り越えてみてはいかがでしょうか?
- 島田久美子
- トータルビューティークリエイター。
複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。
監修/島田久美子 構成/赤井未来 編集/清水尚美