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朝夏まなとさんに聞く、「自分らしさ」って何だろう?|限界を決めずにチャレンジしてきたことが、今の自分らしさにつながっています

たくさんの情報があふれている今、自然体でいるのが難しいこともあるはず。そんな時代だからこそ大切にしたいのが、自分らしさ。異なる分野で活躍する3人の女性に、自分らしくあるためのヒントを伺いました。“宙組の太陽”と呼ばれた元宝塚歌劇団のトップスター、朝夏まなとさんが考える「自分らしさ」「唯一無二の個性」とは。

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人を惹きつける個性と求心力で宙組を率いたトップスター

期待のスターとして活躍していた朝夏さん。男役トップになったとき、「私にしかできない男役像って何だろう?」と考えたそうです。

「一つは、宝塚の男役の美学の象徴ともいうべき“黒の燕尾服”を誰よりも美しく着こなし、美しく踊る。それを自分は探求しようと。それからもう一つ、カッコイイ二枚目だけでなく、コメディもシリアスもできる幅の広い男役になりたいと、とにかくどん欲に演じていきました」

その後は長い手脚を生かしたキレのあるダンスと、何でもできるオールマイティな男役でファンを魅了。ときにはヒロイン役をこなすなど、多彩に役を演じることで新たな可能性に気づけた、と朝夏さん。

「真ん中にいる人間が何でもやるスタンスでいれば、宙組が取り組む作品のバリエーションも広がります。また、宙組は宝塚の中で最も新しく、自由でテンションの高い組だったので、そこを舵取りしていいほうにもっていけば、もっとすごいパワーを出せるだろうと、普段から積極的に声をかけ、思いを一つにまとめていきました。下級生たちがやりがいを見い出してキラキラ輝き始めるとうれしいし楽しい。自分の思うことがうまくつながってお客様にも喜んでいただけると、『やったぜ!』という気持ちになりました(笑)」

考えすぎて頭を休めたいときは海を見て心を落ち着ける

退団後は女優として舞台の中心に立ち、相変わらず太陽のように作品を照らしている朝夏さん。

「宝塚時代と変わらないのは、無理だろうと思われることでも、限界を決めずにできるところまでやってやる! と思うところ。私、すごく負けず嫌いなんです。そこは自分らしさかなと思います」

反対に、自分らしさを見失いかけたときは、いったん頭の中を空っぽにすると言います。

「家のソファでごろごろするか、買い物に行くか。買い物中は頭の中から仕事が出て行きます(笑)」

また、考えがまとまらずに心が落ち着かないときは、一人で海を見に行くのだとか。

「家にいると、どうしても台本を見たり、一つの考えから抜け出せなかったりするので、宝塚時代もよく海辺に足を運んでいました。あとは、お笑いを観ます。めちゃくちゃ笑っていると小さなことなんてどうでもよくなりますし、観れば観るほど芸人さんの頭の回転のよさに感心て、『自分もがんばらなきゃ』ってやる気のスイッチが入るんです!」

そう言って、トレードマークの大きな瞳を輝かせながら笑顔を見せてくれました。

朝夏さん流自分らしくあるための3つの習慣

1_海を見に行く

心を落ち着けたいとき、海辺で何もせずボーッとしていると、気持ちがリセットできる。

2_洋服を買いに出かける

仕事をいったん忘れたいときはショッピングへ。買うときは直感、短時間で集中する。

3_お笑い番組を観て思い切り笑う

お笑いはこまめにチェック。たくさん笑うと、楽しさで嫌なことも吹き飛ぶ。

 


Profile

朝夏まなと

女優。1984年生まれ。2002年に宝塚歌劇団に入団。12年に花組から宙組に組替えし、15年トップスターに就任。17年の退団後はコンサートやミュージカルなどで活躍中。

撮影/市原慶子 スタイリング/加藤万紀子 ヘア&メイク/タナベコウタ 取材・文/みやじまなおみ

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