
うるっとしても大丈夫!アイメイクをキープする7つのテクニック|美容のプロに聞いてみました!
3月に入りだんだん過ごしやすくなってきましたが、目元のメイクはちょっぴり危険信号が?!風が強い日は涙目になりやすく、送別会や卒業式などうるっとする場面も増えますよね。そこで今回は、アイメイクのもちが良くなるテクニックを美容のプロに聞いてみました!いつものメイクにプラスするだけで仕上がりもキープ力もアップするのでぜひお試しください。
■ベースメイク|メイクを咲かせる土台作り
アイメイクなのに肌の話?と思う方もいるかもしれませんが、ベースメイクはとっても重要!メイクの印象は土台となるベースメイクで8割決まるとも言われており、ポイントメイクの仕上がりやキープ力にも大きな差が出てくるのです。
<1>忘れないで!目元のファンデ
意外と忘れがちなのが目元へのベースメイクです。まぶたや目尻の三角ゾーンなどアイメイクを施す部分には、しっかりと下地とファンデーションを塗りましょう。素肌の上にメイクをするよりも発色やもちが格段にアップしますし、メイク品による色素沈着もしにくくなりますよ。
目元へファンデーションを塗る際は、パフやスポンジを折りたたみ、少量をムラなく塗るのがポイント。もちろん、眼球や目の粘膜を傷つけないように優しいタッチで行いましょう。
<2>フェイスパウダーで“涙の防波堤“をつくる
アイメイクの下準備として、フェイスパウダーを目元にON!とはいえ乾燥しやすい目元にパウダーをたくさん塗ると小ジワが目立ちやすくなるため、塗る場所が重要になってきます。
涙で滲みやすい目尻と目の下の2ヶ所に的を絞り、パウダーをなじませていきます。この2ヶ所をサラサラにしておくだけでメイクのノリもキープ力もアップしますよ。
使用するツールはアイメイク用などの小さめブラシ、フェイスパウダーは粒子が細かくノンパールのものがおすすめです。
■アイカラー|仕上がりアップを叶えるアイテムと指使い
<3>アイカラーベースで密着力と発色アップ!
メインのアイカラーを塗る前にはアイカラーベースを使用しましょう!まぶたのくすみをはらい、自然にトーンアップ。上から重ねるアイカラーの発色が良くなるとともに、密着しやすくなります。
<4>仕上げの指FIXで粉落ち防止
アイカラーを塗り終わった後は薬指でやさしく押さえましょう。こうすることでグラデーションに塗り重ねたアイカラーもまぶたに密着しやすく、粉落ちしにくくなりますよ。
■アイライン|締め色サンドイッチで落ちにくさアップ!
<5>アイラインの上からアイカラーの締め色を重ねる
アイラインの上からアイカラーの締め色を重ねるとキープ力がアップ!チップの先端にアイカラーの締め色をとり、アイラインをやさしくなぞりましょう。
また、ブラウンのアイラインにはブラウンのアイカラー、といったように、重ねるアイカラーとアイライナーの色を同系色にすると自然に仕上がりますよ。
■ビューラー|くるんっとまつ毛でパンダ目回避
<6>まつ毛は根本からしっかり上げる
くるんっとカールしたまつ毛は、目をぱっちりと見せてくれるという視覚的な効果だけではなく、メイク崩れにも関係が!まつ毛をカールさせ、まぶたとの接着面を最小限にすることで涙や摩擦による崩れを軽減させることができるんです。
ポイントは、まつ毛をしっかりアイラッシュカーラーにはさみ、角度を変えながら3~4回に分けて上げること。丸みを帯びた美しいカールが完成します!
■マスカラ|液量調整が美まつげのカギ!
<7>マスカラブラシをティッシュオフする!
まつ毛にボリュームを出したい気持ちはとてもよくわかりますが、マスカラを容器から出してそのまま塗るのはNG…!容器の口でブラシをしごいたりティッシュオフしたりと液量を調整してから塗りましょう。
ブラシにたっぷりマスカラ液が付いた状態だと均一に塗布しにくく、ムラ付きの原因に。少しの涙で滲んでしまったり、まばたきで落ちてしまったりしやすくなります。マスカラは、液量を調節したブラシでまつ毛をサッと流すように塗るのがポイント。見た目もキープ力も兼ね備えた理想のまつ毛が完成しますよ。
「目元のベースメイクを丁寧に」、「マスカラは液量を調整する」など、メイク中のちょっとした心がけで仕上がりやキープ力は変わってきます。目元がうるうるしやすい季節のお守り代わりに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
- 島田久美子
- オルビス トータルビューティークリエイター。
複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。
監修/島田久美子
構成・撮影・編集/清水尚美