
ちょい足しで新鮮フェイスに|引き出すメイク
さまざまな分野で活躍する輝く女性をフィーチャー。毎日をここちよく、ポジティブに過ごすために。自分らしさや本来の美しさを引き出す、メイクテクニックをご紹介します。
3 つのちょい足しで、おしゃれ感が高まる新鮮フェイスに!
出会いの春は、いつもより少しだけ色を効かせたメイクで、おしゃれ感や好感度アップを図りましょう。
最初のポイントは眉。コーラルチークをふわっとひと塗りしてみて。明るい色とふんわりとした質感により抜け感が生まれ、パッとあか抜けた印象に更新できます。目元はブラウンでアイラインを引き、キリリと知的に。ラインがパキッと出るリキッドタイプなら、目尻に短く入れるだけでもインパクト十分。リップはやや濃いめのくすみピンクを選んで、女性らしい華やぎを。
こんな風にいつものメイクに“ちょい足し”するだけなら簡単! なのに、イメチェン効果は抜群なので、ぜひトライしてみてください。
STEP1
眉色チェンジであか抜けた印象に
毛に色をのせる眉マスカラではなく、地肌に色がのるチークを使えば、眉が薄い人もカラーチェンジ可能。眉が明るくなるとやさしく、女性らしい雰囲気に。
眉頭から眉尻へと数回なぞる
いつもどおり眉を描いたら、ブラシにチークを取り、眉の毛流れに沿って色をのせる。毛ではなく地肌に色がのるよう、やや圧をかけるとよい。
ITEM
ライトブラッシュ シナモン
チークのほか、シェーディングとしても使える小顔効果の高いベージュ系コーラル。セミマットな質感で、眉に使っても自然。
STEP2
目尻ラインで印象的なまなざしに
目元を印象的に見せるには、アイラインがマスト。目尻の延長ラインはまっすぐ鏡を見て引くと、左右の長さや角度などのバランスが取りやすく、失敗知らず。
目尻から真横にスッとラインを引く
目を閉じた状態で、まずは黒目中央から目尻のキワにラインを。次に目を開けて、ラインの終点から外側に3~5㎜ほど延長させる。ITEM
長い持ち手やコシのある筆など、描きやすさ抜群のリキッドライナー。カラーは引き締めとおしゃれ感を両立する赤みブラウン。
STEP3
ぐりぐり塗りでふっくらツヤめく美人リップに
リップはさらりと塗るのではなく、ぐりぐりと塗り込むのがポイント。色とうるおいが縦ジワの中までしっかり入り込み、発色も色もちもアップします。
1. リップの断面をしっかり唇に押し当てて塗る
小さな円を描くようにして、リップをぐりぐりと直塗り。断面を密着させるように塗ると◎。
2. 綿棒で唇の輪郭をなぞり余分なリップをオフ
上下の唇を重ね合わせて色をなじませたら、綿棒で縁にたまったリップや、はみ出た色をぬぐう。
ITEM
肌の透明感まで高めてくれる、スモーキーなピンクカラー。素の唇の質感を生かした透ける発色で、肌なじみも抜群。
<その他の使用アイテム>
今月のモデル
熊谷美沙子さん
タペストリーデザイナー。独学でタペストリー制作を学び、2014年にウォールハンギングブランド「neulo」をスタート。ヴィンテージの毛糸を使った温かみのあるタペストリーが注目を集め、セレクトショップやSNSで話題に。
教えてくれたのは…
長井かおりさん
ヘア&メイクアップアーティスト。簡単にキレイを更新できる、独自のメイクテクニックが大きな話題を呼び、女性誌の連載や著書も多数。近著に『時間がなくても大丈夫!10分で〝いい感じ〞の自分になる』(扶桑社)。
撮影/中垣美沙 スタイリング/高上未菜 取材・文/北爪佳奈