夏には夏のベースメイクを!崩れないアイテム選びとテクニック|美容のプロに聞いてみました!
高温多湿な日本の夏。汗、皮脂、湿度など、ただでさえメイク崩れのリスクが高いのにマスクの着用でさらにメイクは崩れやすくなっていませんか?今回の「美容のプロに聞いてみました!」は、夏ならではのアイテム選びのポイントと、崩れないベースメイクのテクニックをご紹介します。
■汗、皮脂、マスク…今年の夏肌は崩れリスクがいっぱい
雨が多い梅雨はもちろん、高温多湿な日本の夏はジメジメムシムシと不快指数はMAXに。湿気や汗、皮脂の過剰分泌でメイクは崩れやすく。それに加えて、マスクの着用で肌は今まで以上に蒸れやすくなるとともに、こすれによる崩れリスクも追加…。夏の肌はメイク崩れの条件がかなり揃っているというわけです。
■夏のベースメイク、アイテム選びのポイントは?
梅雨~夏の時期、崩れないベースメイクを実現するためには、アイテム選びがとても重要!以下の3点を意識して下地やファンデーションを選ぶようにしましょう。
1:軽めのテクスチャーを選ぶ
皮脂が分泌されやすい夏は、保湿重視なクリームファンデーションなど、こっくりとしたテクスチャーやオイルリッチなアイテムは不向きです。できるだけテクスチャーが軽いものを選ぶようにしましょう。
2:サラリと仕上がるアイテムを選ぶ
下地やファンデーションは、テクスチャーだけではなく仕上がりも軽めを選びましょう。秋冬はクリームファンデーション、春夏はパウダーファンデーションなど、季節によって剤型を変えるのもおすすめ。また、リキッドファンデーションやBBクリームを使用している方は、それだけでメイクを完結させず、仕上げにフェイスパウダーを重ねるのも◎です。表面がサラリと仕上がるので快適に。マスクにもつきにくくなるので崩れにくさもアップします。
3:ラスティング効果が高いものを選ぶ
皮脂崩れ防止に特化したアイテムへの切り替えや部分使いも有効。アイテムを選ぶ際には、「皮脂吸収」「テカリ防止」「ロングラスティング」等の記載の有無にも注目してみましょう!
■崩れないベースメイクを作る3つのポイント
アイテム選びと同時に、メイクをする際のポイントも押さえておきましょう。ちょっとしたコツをマスターすることでアイテムの特性を最大限に生かすことができ、仕上がりもアップします。
1:スキンケアをしっかりなじませる
崩れないベースメイクのためには土台作りも重要。たっぷり保湿をして時間をおき、スキンケアアイテムが肌になじんでから下地やファンデーションを塗りましょう!なじんでいない状態でメイクの工程に入ると、ヨレやすくなってしまうので要注意。とくに乳液や保湿液がなじみにくいと感じるときは、ゆっくりハンドプレスする、ティッシュオフする等の工夫をしてみてください。
2:皮脂が出やすい場所は念入りになじませる
目元や口元といったよく動く場所や、Tゾーンや小鼻などの皮脂が出やすい場所は、とくにメイクが崩れやすい部分。下地やファンデーションをしっかりフィットさせないとすぐにヨレてきてしまいます。指の腹を使って下地を均一に塗るなど、他の部分によりも念入りになじませることを意識しましょう!
3:パフやブラシを上手に使う
下地やファンデーションのつけすぎも崩れの原因のひとつ。パフやブラシを使うことで、量を調整したり塗りムラを防止したりすることができます。適量をしっかり塗り広げられるので、崩れにくいベースが完成します。
SPF40 PA+++
透明感・化粧もち・UVカットを叶えてくれる優秀下地です。ラベンダーカラーでくすみを飛ばし、サッとのばすだけで、皮脂ブロックパウダー*1が皮脂を吸い込んでギュッと固定化。メイクを崩さず、ツヤめく仕上がりをキープしてくれます。ファンデーションとピタッと密着するように設計されているので、フィット不足による崩れを防止できます。
*1 (HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、ヒドロキシアパタイト、酸化亜鉛
クリーム状の部分用化粧下地。光を操るパウダーの働きによって気になる毛穴をふんわりぼかしてくれます。植物性ひきしめ成分*2も配合されており、テカリや化粧崩れも防止。表面をサラッと仕上げてくれるので、ファンデーションのノリもアップします。
*2 ハマメリス葉エキス配合
SPF50 PA++++ ウォータープルーフ
汗や皮脂と混ざりにくい仕様のファンデーションで、サラサラの状態を長時間キープできるアイテム。高SPFで、メイク崩れだけではなく紫外線から肌を守ってくれます。化粧下地・日焼け止め・ファンデーション・フェイスパウダーと四役こなす優れもの。1つでベースメイクが完了するので、ひとつ持っておくと便利です。
SPF30・PA+++
皮脂が出るほど崩れにくさを叶えるという、逆転の発想を用いたパウダーファンデーション。サラサラパウダーが皮脂を抱え込み、テカリを防止してくれます。さらに、素肌感ある軽やかなつけ心地で、厚塗り感ゼロを実現。付属のパフは適量を均一に伸ばしやすく、崩れの原因を防ぎます。
■季節ごとにアイテムと塗り方を変えてみて
これからの季節は、夏ならではの肌悩みに合わせてアイテム選びと塗り方を変えるのがコツ。ポイントを押さえて、夏の暑さや湿気、マスクこすれに負けないベースメイクを実現しましょう!
監修/島田久美子
構成・編集/清水尚美