
熱をためない素材やデザイン選び シーン別涼しいファッション|夏を乗り切る、涼のアイデア5 #3
洋服の素材やデザインの選び方に少し気をつけるだけで、暑い日でも快適に過ごせます。そこで、4 つのシーン別に夏の涼しいファッションのコツをご紹介します。
夏の仕事着は首元がつまっていないワンピースを。足元から胸元へ空気が通るので、服の中の暖まった空気が排出されます。インナーには、汗が繊維の間からすぐに蒸発する、速乾性の機能素材を。手から腕の皮膚表面には太い静脈があり、露出することで熱が放散されやすくなるので、ノースリーブがおすすめ。冷房対策に薄手の羽織りを忘れずに。
at Home
エアコンの効いた室内では汗をあまりかきませんが、皮膚からは常に水蒸気が発生しています。吸湿性のある綿やリネンなら水蒸気を吸収するので、肌表面がサラサラに。おすすめは綿のカットソーとリネンのサロペットのコーディネート。着ごこちがよいだけではなく、足元から上半身まで空気の流れができるので、涼しさを感じるはず。
for Remote Work
リモート会議がある日は、カジュアルすぎるデザインは避けて、薄手の綿のブラウスを。室内とはいえ真夏は暑くなりやすいので、ゆとりのあるデザインがおすすめです。また、ボトムスも太ももまわりに余裕があるワイドパンツにして熱を逃しましょう。足裏は常に汗をかいているので、吸放湿性のあるシルク混の靴下をはくと快適です。
for Outdoor
散歩や公園では、ゆとりがあるTシャツで上半身の熱を効率的に逃して。熱は足から太ももにかけてある静脈からも放散されるので、スポーツサンダルとショートパンツの組み合わせが◎。首元には汗をぐんぐん吸い取りどんどん乾く、機能性素材のストールを巻いて、涼しさをアップ。さらにツバが広いストローハットで紫外線対策を。
涼感美シリーズ ひんやり汗取りストール
サマーインナー タンクトップ(脇汗止付)
教えてくれたのは...
八木佳奈さん
フードスタイリスト。食品会社勤務を経て、フードスタイリストに。料理研究家としても活動している。著書に『魔法のパン』(主婦と生活社)など。
撮影/服部希代野