
呼吸法やツボ押しで内側から涼しく。体温を下げるお手軽T I P S|夏を乗り切る、涼のアイデア5 #5
外出先や就寝前など、からだの中にこもった暑さを和らげたいときは呼吸法やツボ押し、運動などが役立ちます。すぐに実践できるので、ぜひ習慣に。
寝苦しい夜に有効なのが、口すぼめ呼吸。シータリー呼吸ともいわれるヨガの呼吸法で、口をすぼめて息を吸うことで冷たい空気が肺に入り、内側からからだを冷やしてくれます。息を吐くのは口、鼻、どちらからでもOK。3分間を目安にいつ行ってもよいですが、眠る前の心身を落ち着けたいときにもおすすめです。
からだにたまった熱を取りたいときにおすすめなのが、陽谷穴というツボ。手の甲側、小指のラインと手首が交差するくぼみにあり、体内の熱を外に放散してくれるので、暑さで動悸がするときなどにも効果的です。指でほぐすようにやさしく押すだけなので、移動中の車内などのすき間時間に取り入れて。
教えてくれたのは...
佐久間涼子さん
鍼灸師・ヨガインストラクター。UNlockオンラインヨガ主宰。10年先のからだ作りをモットーにTHE BASICというトレーニングを考案し、全国で実施中。
イラスト/オガワナホ 取材・文/伊藤彩子