
私らしく働く、生きる#4
オルビス ディフェンセラがサポートする、全国の伝統工芸職人を訪ねる連載企画。好きな仕事を選び、一生懸命に生きる職人たちの、きらめきの秘密をひも解きます。
今月の輝く人
ガラス職人
橋本えりかさん
東京ガラス工芸研究所でガラス工芸を学んだ後、愛媛県松野町にある吹きガラス工房に勤務。結婚を機に同県宇和島市に移り住み、彫金の職人である夫・暁さんと2人で「暁工房」を営む。えりかさんは主に、ガラスのアクセサリーや雑貨の制作を行っている。
「バーナーを使ってガラスを溶かす作業では、火の温度が600~700℃にもなる。」
根づいた土地のためにできることガラス×真珠のもの作り
東京から空路で1時間20分ほど、さらにバスと電車を乗り継いで2時間以上。今回は愛媛県南部に位置する宇和島市を訪ねました。ここはふわりと吹く風に、潮の香りを感じる海の街。お話を伺ったのは、この地でガラス職人として活動する橋本えりかさんです。まず、ガラスに惹かれた理由から聞いてみました。
「祖母がガラスのペーパーウエイトを持っていて、子どもの頃にすごくキレイだなと思ったのが、ガラスに興味をもったきっかけです。その後、成長してからリサイクルガラスの存在を知り、〝割れたら終わり〞だと思っていたガラスが、割れてしまっても溶かすことでまた使える、ということに衝撃を受けました。ガラスは再生できる。そのことに力強さを感じ、また人みたいだな、とも思いました。いろんなことに傷ついたり、落ち込んだりすることもあるけれど、立ち上がって、また次に行ける……。ガラスと人の、そんな重なる部分が素敵だなと思ったんです」
兵庫県出身の橋本さんは、京都、神奈川を経て、ガラスの仕事をするために愛媛に移り住みました。「愛媛に来て16年がたちました。やってきた当時は、ただ単純にガラスの仕事がしたい、ガラスを作りたい、というそれだけだったのですが、ここに根づいて生活をしているうちに、もの作りに対する考え方が変わってきました。地域にかかわる中で、自分にはどんなことができるだろう、と考えるようになったんです。その一つが宇和島の名産である、アコヤ真珠。アコヤ真珠は大きな粒ではないのですが、上品な光沢があり、日本人の感性に合うように思います。その魅力をいろんな人に知っていただきたいという思いで、真珠のパウダーを使ったガラスのアクセサリーを制作しています。真珠パウダーをガラスに溶かし込んだときに泡が生まれるのですが、それによってガラスが、真珠を育む海のように見えるんですよ」
ガラスの制作は火を使う、細かな手作業が主。また真珠を扱うときはハンドクリームなどを塗ることができず、かさかさになることもあったとか。
「指先が乾燥によってひどくあれてしまうことが多かったのですが、ディフェンセラを飲み始めてからは、あまり気にならなくなりました。外側から塗るケアだけではなく、飲んで内側からケアする方法もあったのか、ということにも驚きましたね。バタバタと30代が過ぎて、このままじゃいけないかも、というタイミングで飲み始めたのですが、ディフェンセラを飲むことで、自分自身にいいことをしてあげているなと思えて、気持ち的にも前向きになれました」
橋本さんの柔らかな語り口は、宇和島の大きな海のよう。地域、人、そして自分自身を大切にするやさしい心は、きっとたくさんの人を幸せにしていることでしょう。
工房の入り口。暁工房の看板の周りでは、たわわに実ったブドウが迎える。
真珠の養殖場のある宇和島。穏やかで静かな海の前で。
「若い伝統工芸の方は地域へ貢献したいという人が多い。
宇和島で自分はどんな事ができるかどんな関わりが出来るかを考えるだけでなく、仲間達で何が出来るかも考えています。」
アコヤ貝の真珠層を削って粉状にしたものを、ガラスにまとって溶かし込み「真珠ガラス」を作る。完成までに2年かかったそう。
一つ一つ違い、それぞれが美しいバロックパール。
「均一にまるく大きな真珠が主流でしたが、時代と共にその考えも変化しています」
真珠のパウダーを溶かし込んだ作品。
ネックレス、ピアス、ハットピンなど。黄色いガラスは「みかん玉」と名づけているそう。
「40代はからだの変化を感じるとき。ディフェンセラを飲むことで、これまでと違う自分にシフトしていけるな、と感じました」
「2ヶ月目辺りを過ぎた頃から変化を感じてきた」と橋本さん。指先だけでなく顔も乾燥しやすいのが、今年の冬はひどい乾燥に悩まされなかったとか。
「朝、白湯と一緒に飲んでいます。ゆずの風味で朝からいい気分になり、自分を大切にする気持ちを思い出しました。」「作業は汗だくでバタバタしていてキレイになりたいという気持ちを忘れがちですが、接客する時にキレイだといいなと思います。」
「ディフェンセラを飲み始めて、これまでと違う自分になれたような気持ちになり、心地よさを感じたり前向きに過ごせたり、とても気持ちに影響があった」と笑顔で語ってくれました。
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オルビス ディフェンセラ
撮影/中垣美沙