
藤原美智子さんに聞く 素敵な大人になるためのヒント#9
藤原美智子さんがお客様のお悩みや疑問に回答する連載。大人が美しく、素敵に年齢を重ねるためのヒントを教えていただきます。
今月の質問
最近マスク生活なので、マスクをしたままでもできる笑顔のコツなどありますか?
ゆんもさん
藤原さんからのヒント
意識してほしいのは「カマボコ形の目」。
フェイスエクササイズとアイラインがポイントです
マスクを着用しているときに笑顔を感じさせるコツは、「カマボコ形の目」を意識することです。カマボコの断面をイメージしていただくとわかるように、上はカーブしていて、下は直線になっていますよね。これを目に当てはめて考えると、上まぶたのカーブを強調して、下まぶたのラインはまっすぐに近づけるということ。すると口元が見えなくても、笑顔感を強めることができます。
上まぶたのカーブを強調するには、アイライナーを使うのがおすすめです。アイラインでまぶたのエッジをくっきりさせると、笑ったときの目のまるみを強く印象づけることが可能に。リキッドタイプならまつ毛のすき間まで埋められるので、エッジがよりくっきりします。ナチュラルに見せたいのなら、ラインを引いた後に綿棒でボカしてください。
そして下まぶた。こちらはメイクではなくフェイスエクササイズのエッセンスを取り入れます。目の少し下の位置に力を入れてみましょう。頬肉を筋肉だけでグッともち上げるようにすると目の周りの筋肉が鍛えられて目が見開き、いきいきとした印象になりますよ。眉を上げてしまうと額にシワが寄ってしまうので、注意してくださいね。下まぶただけで、まぶしいときのような表情にするのがコツです。
今回は笑顔のコツについてお話ししましたが、マスクで見えないからと表情筋を動かすことを怠っていないか、改めて考えてみるのもいいと思います。無表情だと、機嫌が悪いと誤解されてしまうこともあるし、いつの間にか顔がゆるんだ印象になってしまうことも。人と直接話す機会が以前より減ったこともあり、ゆるみを感じる方が増えているとも聞きます。シャープな顔印象のためにも、目の下に力を入れたり口角を上げたり、ちょっとしたフェイスエクササイズを行いながら、素敵な表情で毎日を過ごしましょう。
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PROFILE
ふじわらみちこ:ヘア&メイクアップアーティスト、ライフスタイルデザイナー。ラ・ドンナ主宰。化粧品プロデュース、執筆、講演など幅広く活躍。そのライフスタイルにも注目が集まっていて、ブログ「BEAUTY LIFE」も話題。
取材・文/西村美名子