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おしゃれがしたくなる本|今月のカルチャー#9

事前に行ったキクラボでの投票結果により作品のテーマを決定! 3つの候補から、投票結果1位のテーマに合わせた作品をご紹介します。

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投票結果発表!
1位 おしゃれがしたくなる本 153票
2位 コーヒーが似合う音楽 147票
3位 切ない気持ちになる恋愛映画 84票

今月のセレクト
ーおしゃれがしたくなる本ー

『あなたは誰?』

20世紀前半の米国女性作家たちのミステリー作品はファッションのディテールが優れていて、夢中になってしまうものが少なくありません。特にヘレン・マクロイが登場人物に着せる服はエレガントで、読んでいるだけでワクワクします。

1942年に書かれた『あなたは誰?』でもその手腕が楽しめます。物語はニューヨークのナイトクラブ歌手、フリーダのもとに匿名の人物から脅迫電話がかかってくる場面から始まります。スリリングな展開と共に、気になるのがフリーダのファッションです。

婚約者の母親に会うときの彼女はなめらかなグレーの生地で仕立てたオーダーメイドのスーツにシルクのブラウス、銀狐のケープというシックなスタイル。しかしトランクに詰めてきたのは、レースで縁取りされたサテンの贅沢なスリップの数々です。色は彼女の金髪と肌、瞳の色を引き立てる薄紫や淡黄色。フリーダは自分の存在を演出する手段として、ファッションを巧みに使っています。そこに謎や疑惑のムードが隠れた刺繍のように縫い込まれていて、想像力をかき立てます。自分も服で、ミステリーを演出してみたくなります。

『あなたは誰?』
(ちくま文庫)
著・ヘレン・マクロイ
訳・渕上痩平
匿名の電話の警告を無視してフリーダは婚約者の実家へ向かうが、その夜のパーティで殺人事件が起こる。本格ミステリーの巨匠マクロイの初期傑作。

 

教えてくれたのは...
山崎まどかさん
コラムニスト、翻訳家。『ビバ! 私はメキシコの転校生』(偕成社)でデビュー。著書に『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)など。

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