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心がほっと温まる本|今月のカルチャー#10

事前に行ったキクラボでの投票結果により作品のテーマを決定! 3つの候補から、投票結果1位のテーマに合わせた作品をご紹介します。

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投票結果発表!
1位 心がほっと温まる本 217票
2位 大人のクリスマスソング 104票
3位 雪のシーンが美しい映画 63票

今月のセレクト
ー心がほっと温まる本ー

『ダーシェンカ −愛蔵版−』

チェコを代表する作家のカレル・チャペックは「ロボット」という言葉の発案者として有名です。多彩な人で、S Fだけではなくさまざまな分野の小説を執筆していますが、中でもおすすめしたいのがユーモアたっぷりの彼のイラストつきエッセイ。

『ダーシェンカ』は彼の愛犬についての本で、1933年に出版されて以来、ずっと愛されてきた名作です。何よりも、ワイアーフォックステリアであるダーシェンカを描いたチャペックのイラストが愛らしい。本にはダーシェンカの写真も収録されていて、犬が好きな人にはたまらない一冊になっています。

でもたとえ猫派でも、ペットを飼っていなくても、チャペックが書くダーシェンカのさまざまなイタズラや子犬らしい失敗の数々には、微笑まずにはいられないでしょう。子犬にとってかじることは「しなくてはならない大事な仕事」だとチャペックは言います。わずかの間にダーシェンカがかじってダメにしたものの一覧表とその価値の総額を挙げて、「これだけのものを、かじるのに成功したのだ」と語る彼の愛犬に注ぐ視線はやさしくて、胸が温かくなります。子犬に直接話しかけるような語り口に、小さな者への愛を感じるのです。

『ダーシェンカ -愛蔵版-』(青土社)

著・カレル・チャペック
訳・伴田良輔

愛犬ダーシェンカのために書かれたおとぎ話8篇、エッセイ、イラスト、写真で構成された、読んで楽しい・見て愛くるしい愛蔵版。

 

教えてくれたのは...
山崎まどかさん
コラムニスト、翻訳家。『ビバ! 私はメキシコの転校生』(偕成社)でデビュー。著書に『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)など。

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