今月のテーマ
新年は美しい姿勢で! 猫背&巻き肩解消の3STEPS
POINT1.美姿勢のカギは肩甲骨にあり!
胸をしっかり開いた美しい姿勢を作るために、アプローチすべきは肩甲骨。肩甲骨を寄せる動きができるようになることが重要です。
POINT2.ほぐしとストレッチで下準備を
肩甲骨を寄せる筋肉をいきなり鍛えるのではなく、まずは筋肉を動かすための準備を、ほぐしとストレッチで行います。
POINT3.肩甲骨を「寄せて」「下げる」筋肉を鍛える
日常の動作では肩はすくんだり、上がったりしがち。肩甲骨を寄せて、下げる筋肉を鍛えれば、胸を開く力が身につきます。
LET’S TRY
肩甲骨をほぐして筋肉をゆるめる
肩甲骨と筋肉がくっついて、癒着した状態を解消。肩甲骨のヘリにある溝にテニスボールを当てて揺れるだけ!
①肩甲骨に沿ってボールを当て、合計6カ所をほぐす。ほぐすほうの手の甲を腰に当てると、肩甲骨がもり上がるので当てる箇所を見つけやすい。
②ボールを当てたまま、仰向けになりひざを立てる。ボールを当てていない側の手を頭の下に敷き、逆側の手は伸ばす。
③伸ばした手をからだに巻きつけて、からだを縦に揺らす。5往復程度。①に戻り、ボールの当てる位置を替えて同様に繰り返す。
肩甲骨を伸ばす&縮める
次にストレッチで、ほぐした肩甲骨の可動域を広げる。伸ばす、縮めるの2方向のストレッチで、動ける肩甲骨に!
①四つ這いの姿勢になる。肩の真下に手、脚のつけ根の真下にひざがくるようにセット。
②右の手のひらを天井に向けてから、左手首の手前を通して、右の肩とこめかみを床につける。この状態で右の肩甲骨が伸びる。
③息を吸いながら左腕を上げ、吐きながら背骨をねじって目線を左の指先に向けると、左の肩甲骨が縮まる。この状態で3呼吸。反対側も同様に。
肩甲骨の引き寄せトレーニング
肩こりがある人は、肩甲骨を寄せるときに肩が上がりやすくなります。しっかり下げた状態で引くことを意識して。
①あぐらの状態で骨盤を立てて座り、両ひじを肩の高さまで上げる。
②ひじを背中側に引き、肩甲骨を寄せる。②を10回繰り返す。
※NG
腰がそったり、肩がすくんだりしないように注意!
撮影/国井美奈子