今月のテーマ
ストレッチと呼吸だけで! お腹のお肉撃退
POINT1.実は呼吸だけで腹筋が鍛えられる!
正しい姿勢で呼吸を行うことで、お腹の奥のほうにあるインナーマッスルを鍛えることができます。
POINT2.そのためには骨盤位置が重要
腰が反ったり、まるまったりしていない、ニュートラルな骨盤位置で呼吸することが大切です。
POINT3.お腹の周りをストレッチ
インナーマッスルに効かせるためには、お腹の前後左右をしっかり伸ばして、たっぷり呼吸が入る準備を。
LET’S TRY
ワキ腹と背中を伸ばす
からだを横に倒すことでワキ腹を伸ばし、前に倒すことで背中の大きな筋肉を伸ばします。反り腰の人におすすめのストレッチです。
①あぐらの状態で座り、後頭部に右手を当て、左手は自然に下ろす。
②右のお尻が床から浮かないように気をつけて、息を吐きながら上半身を左に倒す。背骨でアーチを描くようなイメージで。2~3呼吸キープ。
③息を吐きながら目線と鼻先を左ひざに向け、2~3呼吸キープ。お尻が浮かないように気をつけながら、背中と腰を丸めて背面を伸ばす。反対側も同様に。
お腹の前側をしっかり伸ばす
縮こまりがちな、お腹の前側を伸ばします。腰に違和感がある場合は、お尻をキュッと締めると◎。座るときに腰がまるまっている人におすすめ。
①うつ伏せになり、肩の下にひじをつき、足を腰幅に開く。
②息を吐きながら、ゆっくりと胸と顔を正面に向ける。ひじから先でしっかり床を押し、腰が反らないように。この状態で3~5呼吸キープする。
※NG
お腹が伸びず、あごだけ上げないように注意。
インナーマッスルに効く呼吸
正しい骨盤位置をキープしたまま呼吸をすることで、インナーユニットと呼ばれる、美しいウエストラインを作る筋肉にアプローチ。
①仰向けになり、ひざの高さくらいの椅子などに、足をのせる。こうすることで簡単に正しい骨盤位置を作れる。腰の後ろに片手を敷き、腰と床の間に手のひら1枚分の隙間をキープする。
②息を吸い、お腹をふくらませる。
③息を吐き、お腹を凹ませる。②③を10回繰り返す。
撮影/国井美奈子