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上手に付き合って、より健康に、美しく|いま、改めて知りたい「太陽の恵み」#1

美容面では紫外線のデメリットに焦点が当たりがちですが、私たちの心身にさまざまな恵みをもたらす太陽。今回はそんな太陽のパワーを、#1と#2に分けてご紹介します。

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メリット:1 ビタミンDの生成

基本的にビタミンは体内で作り出すことができず、食事などから摂るしかありません。しかし、ビタミンDは太陽の光が肌に直接当たることにより、体内で生成されます。ビタミンDを生み出すのは、紫外線の約5%にあたるUV-B。地表に届く紫外線はUV-AとUV-B。皮膚の炎症やひりひりする日焼けを引き起こすUV-Bですが、実はビタミンDを生成してくれる役割もあるのです。UV-Bは窓を通過しないため、屋内にばかりいると作られにくい状態になってしまいます。

ビタミンDが作られると─

1 免疫力アップ

ビタミンDは、“ビタミン”という名称ですが、実はホルモンのように働き、全身の免疫力を高める作用をもっています。免疫力が高まると風邪や病気の罹患率が下がり、さらにアレルギーの抑制や感染症の予防といったさまざまなメリットがあります。

2 骨を強くする

ビタミンDは、骨の材料となるカルシウムの吸収を助け、骨を正常に作ったり、強く丈夫な骨を保つためには欠かせないもの。不足していると骨密度が低下し、骨粗しょう症や骨軟化症、骨折などの原因に。また、筋肉を維持する役割も担っています。

メリット:2 セロトニンの生成

目の網膜が太陽の光を感じると、脳ではセロトニンという物質が作られます。セロトニンは“幸せホルモン”とも呼ばれ、からだはもちろん、メンタルへの恩恵も絶大。特に、日差しで分泌が促進されるので、起床後はすぐにカーテンと窓をあける習慣を。

セロトニンが作られると─

1 快適な睡眠

日中に分泌されたセロトニンは、夕方以降に脳内でメラトニンに作り替えられます。メラトニンは“睡眠ホルモン”なので、多ければ多いほど眠りの質が上がります。また、良質な睡眠は夜中の成長ホルモン分泌も促進。細胞の代謝機能なども高まります。

2 心の安定

ストレスを感じたときに気持ちを整えたり、自律神経バランスを調整したり、情緒を安定させてくれるのもセロトニンの力です。気持ちを明るく前向きにして、イライラを払拭。うつ病の人は、セロトニンの数値が低い傾向があるともいわれています。

3 体内時計のリセット

朝起きて日差しを浴びると体内時計がリセットされ、活動モードのスイッチがONに。その14~16時間後にメラトニンが分泌されて眠くなっていきます。体内時計が乱れると、不眠や生活習慣病などの引き金に。規則正しく、上手に切り替えましょう。

教えてくれたのは...

西川ユカコさん

睡眠改善インストラクター、セロトニントレーナー。睡眠研究家として科学的データに基づき、日中にパフォーマンスUPするための快眠法を研究。著書に『最強の睡眠』(SBクリエイティブ)。昭和西川株式会社代表取締役副社長。

中崎恵美先生

皮膚科医、美容皮膚科医。洗練された美意識と豊富な経験で、肌だけでなく心身のバランスや健康を追求。西洋医学や東洋医学、美容医療を組み合わせ、それぞれに合った治療方法を提案している。「emiスキンクリニック松濤」院長。

イラスト/大沢かずみ 取材・文/橋場鈴里

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