
上手に付き合って、より健康に、美しく|いま、改めて知りたい「太陽の恵み」#2
美容面では紫外線のデメリットに焦点が当たりがちですが、私たちの心身にさまざまな恵みをもたらす太陽。#1では紫外線のメリットを紹介しましたが、#2では健康的に紫外線を浴びる方法を取り上げます。ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
健康的に紫外線を浴びるには?
忙しい毎日、時間を作って太陽を浴びる必要はありません。ベランダで朝食を摂る、外出時に日向を選んで歩く、ちょっと離れた場所へランチに歩いていくなど、生活の中で工夫を。外で日傘をさしても構いませんが、セロトニンは目で光を感じることが大切なので、顔は覆いすぎないほうが◎(西川さん)
5月頃なら、最低15~20分は浴びたいところ。夏なら10~20分が目安ですが、暑さが厳しい10~14時は避け、朝や夕方の日差しを活用しましょう。皮膚で紫外線を感じられればいいので、手のひらなどに当てるだけでもOK。5分×4回というように、分割して浴びても構いません(中崎先生)
絶対に焼きたくない部分は念入りにUVケアをして、それ以外はガードを完璧にしすぎないのも手。また、疲れを感じた瞬間からセロトニンが減り始めるので、浴びすぎにも要注意。(西川さん) 夏のレジャーなどで浴びすぎたなと感じたら、ビタミンCのサプリなどでアフターケアを心がけて(中崎先生)
教えてくれたのは...
- 西川ユカコさん
-
睡眠改善インストラクター、セロトニントレーナー。睡眠研究家として科学的データに基づき、日中にパフォーマンスUPするための快眠法を研究。著書に『最強の睡眠』(SBクリエイティブ)。昭和西川株式会社代表取締役副社長。
- 中崎恵美先生
-
皮膚科医、美容皮膚科医。洗練された美意識と豊富な経験で、肌だけでなく心身のバランスや健康を追求。西洋医学や東洋医学、美容医療を組み合わせ、それぞれに合った治療方法を提案している。「emiスキンクリニック松濤」院長。
イラスト/大沢かずみ 取材・文/橋場鈴里
\あわせて読みたい!/
【太陽の恵み#1】太陽光のメリットとは?