大人向け「ちょっとだけ盛る」テクニックを長井かおりさんがご紹介|新 引き出すメイク#8
さまざまな分野で活躍する、輝く女性をフィーチャーしながらお悩みを解消していくメイク連載。魅力を引き出しつつ旬の顔になれるテクニックを、大人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんがレクチャーします。
教えて長井さん
メイクに気合いを入れて「よそゆき感」を出したくても、がんばりすぎに見えるんじゃないか・・・・・・と不安に。大人がさりげなく盛るには、どうすればいいですか?
KAORI ’s ANSWER
肌にツヤ感&目元に華やぎカラーを投入!今っぽい“盛り”も上品さも両立できます。
\ HOW TO MAKE UP /
輝きハイライトは大人の盛りメイクの強い味方! スポット的にのせて顔の立体感アップも狙って
頬にツヤを足すだけでさりげなく華やか印象に
パレット右のハイライトを指先に取り、頬骨の高い部分から目尻の横にかけて塗る。トントンと置いてから軽くさすってなじませると、自然な華やかさと立体感を演出できる。
鼻のつけ根と鼻先にものせると端正な顔立ちに
鼻のつけ根と鼻先にもハイライトをひと塗りすると、鼻高な印象に。鼻筋全体に線でのせるとわざとらしくなるので要注意。ミニマムにのせるだけでも鼻筋がスッと通って見える。
ITEM DATA
いきいきとした血色感を再現しながら、みずみずしいツヤで魅力的な表情を引き出す、ハイライト&チークベース。どんなファンデーションとも相性抜群。
CHECK 02. 引き出しポイント アイカラー
華やぎカラー代表のピンクはくすみ系が断然おしゃれ! あえて締め色を使わず、抜け感を出すのがポイントです。
アイホールと下まぶたにくすみピンクを広くON
太チップにbを取り、アイホールと下まぶたに塗る。絶妙なくすみ感で広くのせても腫れぼったくならず、目まわりが彫り深に。下まぶたにも大胆にのせて◎。
2種類のパールを混ぜて華やかさとハリを盛る
指でaとdを1:1で混ぜ、アイホールにのせたbの境目をぼかすように塗る。パールの効果で華やぎもまぶたのハリもUP。指に残ったものを目頭にもチョンと置く。
ITEM DATA
絶妙なパールが大人の目元を品よく彩る、青みを帯びた甘すぎないピンクカラー。高密着でくずれにくく、美しい発色と仕上がりが長時間続く。
KAORI’s ONE MORE POINT
「ハイライトのついでに、チークよりひと回り小さくチークベースを仕込んでおくと、チークの発色が高まってより華やかに。目元は締め色を封印する代わりに、上のキワにのみ黒のアイラインを引いて、目力をプラス。肌と目元にツヤがあるぶん、リップはぼかし塗りぐらいが好バランス!」
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ポイントメイクが素敵で、魔法のようなときめき!
キメすぎず、かわいらしく、お出かけ気分が高まります。
いつも盛るときは、古すぎないか、長所が生かせているかなど、いろんなことを心配していたけれど、今日のメイクはパーツが際立つのにすごくナチュラル。自分でも実践したいと思います!
今月のモデル
小池樹里杏さん
女優、脚本家、モデル。監督・主演・脚本を担当した日本とフィリピンの合作映画『サンパギータ』は、NYリフトオフ映画祭にて最優秀長編映画賞を受賞(Instagram:@julian.koike)。
MAKE-UP ARTIST 長井かおりさん
簡単にキレイを更新できる、独自のメイクテクニックが大きな話題を呼び、女性誌の連載や著書も多数。近著に『今日はどのかわいさでいく?メイク大全』(日経BP)。
撮影:中垣美沙 スタイリング:高上未菜 文:橋場鈴里