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こちら、ぐっすり研究部#4|リラックスから始まる、私らしい睡眠

睡眠は日常生活、健康、そして美しくあるための土台。オルビスは、睡眠のことをそう考えています。

そこでオルビス編集部では、「睡眠の質を上げていこう!」 を合言葉に、「ぐっすり研究部」を立ち上げました。毎回、睡眠の専門家を訪ねて、快眠の条件や不眠、日中の過ごし方など、さまざまな角度から睡眠を考えていきます。

第4回の研究テーマは「リラックスから始まる、私らしい睡眠」。前回に引き続き、快眠セラピストの三橋美穂さんにお話を伺います。

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リラックス上手は、睡眠上手。身も心もリラックスして眠るには?

――三橋さん、私は緊張しやすくて、大きな仕事を抱えたりすると1日中緊張が解けないこともあります。これもやはり眠りに影響するでしょうか?

そうですね。眠るときは身も心もゆるんでリラックスしていた方が、副交感神経が優位になるので、スムーズに眠りに入ることができますよ。リラックスしているとぐっすり眠れるし、そしてぐっすり眠れたら、疲れがよく取れて心も満たされます。朝から前向きな気持ちで一日を過ごせますよ。

そのために大切なのは、夜時間の過ごし方。夕方以降はできるだけスローダウンし、就寝に向けてリラックスモードにもっていきましょう。照明を落として過ごし、寝る前に湯船につかるだけでも違いますよ。

また、手足を優しくマッサージして、一日頑張った自分を慈しんであげるのも効果的です。心と体がほぐれることで睡眠時に血の巡りが促され、お肌の調子も良くなりますよ。

――毎日忙しくて「リラックスするよりも早く寝なくちゃ!」と焦ってしまいます。

そんなときは寝る前に5分だけ、リラックスタイムを設けてみてください。寝床で深呼吸や簡単なストレッチをするだけでも、眠りの質は良くなりますよ。ここで2つ、私が講演でもみなさんによくお伝えしている簡単エクササイズをご紹介しましょう。

●手足ぶらぶらエクササイズ(各20回くらい)
1)体の横(肩くらいの位置)で、手首を水平に横に振ってブラブラさせます。
2)体の前(肩くらいの位置)で、手首を上下に振ってブラブラさせます。
3)仰向けになって手足を天井に向け、体の力を抜いて手足をブラブラさせます。

自分らしい夜時間の過ごし方を見つけよう

――私の夜時間といえば、ついTVやインターネットの動画を見続けてしまいます…。三橋さんの夜時間の過ごし方を教えてください。

私は調色調光式の照明を使っているので、夕方以降は夕焼け色の落ち着いた照明に切り替えて、オフモードで過ごしています。寝る前はキャンドルの明かりで入浴。これが、ものすごく癒されるのでみなさんにもおすすめですよ。

そして就寝時は、リラクゼーション音楽をかけながらゆったりと眠りに就いています。…と、私はこんな具合ですが、夜時間の過ごし方は人それぞれ。日によっても変わるでしょう。

かくいう私も、締め切りに追われて、リラックスする時間を取れない日もあります。大切なのは、臨機応変さを忘れずに、その時々の自分にフィットした夜時間を工夫すること。それが一番、リラックスして気持ちよく眠るコツだと思いますよ。

――ついつい、夜遅くまで仕事や家事を頑張ってしまう女性も、わたしの周りには多いです。

そんな人におすすめなのは「就寝アラーム」です。「〇時に寝る」と決めて、就寝1時間半前にアラームをセットしてみてください。

アラームが鳴ったらその日の作業を切り上げて、お風呂に入って寝る準備をしましょう。こうすれば自動的に、リラックスタイムと睡眠時間を確保できますよ。ゲーム感覚でトライしてみてくださいね。

これからの眠りは、「安眠」から「快眠」へ

――教えていただいたリラックス法を取り入れたら、ぐっすり眠れて翌日元気に過ごせそうな気がしてきました。

いいですね! 私たちはいつの間にか、疲れを取るためだけに眠るようになっていますが、睡眠は本来、そんな風にもっとポジティブなものだと私は思います。

ここでちょっと考えてみてほしいのですが、みなさんはもし、明日で人生が終わるとわかっていたら、今晩眠るでしょうか?――おそらく、眠るという人は少ないと思います。

つまり、私たちがなぜ眠るのかといえば、明日があるからなんです。今日の疲れを取るためだけではなく、明日を生き生きと過ごし、充実した一日にするために眠るのです。

――確かに、今までは疲れを取ることが睡眠の目的になっていて、それ以上は考えたことがなかったかもしれません。

例えば、「安眠」と「快眠」という言葉がありますよね。私は2つの違いをこう考えているんです。安眠は「マイナスをゼロに戻す眠り=疲れを取るための眠り」。快眠はさらに進んで、「マイナスをプラスにする眠り=疲れを癒し、明日へのパワーをチャージする眠り」です。これからは、安眠よりも快眠を目指していきませんか?

子どもが眠ってぐんぐん成長するように、大人も快眠によって、心をいつまでも成長させることができます。精神が成長し豊かになるほど素晴らしいパフォーマンスを発揮していけるようになるだけでなく、心が若々しくいられるので素敵なエイジングケアにもつながると思いますよ。

手始めに、今夜から「明日のために眠る」「成長のために眠る」自分をイメージしながら眠りに就いてみてください。意識が変わると睡眠が変わり、睡眠が変われば生き方も変わります。より自分らしく、充実した人生へと踏み出してくださいね。

<第4回研究を終えて> 

夜はいつもスマホを見て睡眠不足になっていた私に、「就寝アラーム」はぴったりのアイデア!

そして何より目からウロコだったのは、「安眠」と「快眠」の違いです。快眠が素敵なエイジングケアにつながるとあっては、快眠を目指さないわけにはいきません。お休み前に言葉を思い起こすことも面白そうだし、何だか楽しめそうな予感。早速、今夜から取り入れてみます!

次回は、ちょっとした工夫で眠りの質を良くする睡眠環境について、寝具メーカー・西川産業株式会社の広報担当で、スリープマスターの速水美智子さんにお話を伺います。どうぞお楽しみに。それではみなさんも、素敵なスリーピングライフを!


お話を伺ったのは……

三橋美穂/快眠セラピスト、睡眠環境プランナー

心地よい睡眠を提案する専門家。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年独立。これまでの20年間に、1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートも手がける。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか多数。


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