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シェイクスピアがおもしろい!#2|シェイクスピア男子

『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』など、シェイクスピアの名作は今も極上のエンタテインメント。何度観てもおもしろい、何度も観るからおもしろい、その魅力の秘密を舞台・映画・戯曲などから謎解きます。

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~映画で出会える~ シェイクスピア男子

シェイクスピア作品は、なぜ現代の観客にとって魅力的なのか? 役柄や設定を、今風にアレンジしても失われない、力強い世界観と美しい台詞にその秘密がありそうです。

イラストレーター&マンガ家の長谷川まきさんにお話を伺いました。

シェイクスピア映画には王子様がいっぱい!

劇作家シェイクスピアの作品、実は私一冊も読んだことがありません。そんな私が『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』のストーリーを知っているのはこれすべて映画のおかげ。人気俳優たちも一度は出演するのがステイタスなのか、シェイクスピア映画は実に王子様の宝庫!

舞台を現代の中南米やアメリカに移してアロハ着たりバイク乗り回したりしていても、口をついて出る台詞は意外なほどクラシカル。「バラがバラという名前でなくともそのかぐわしさに変わりはないのに」……た、確かに! 洒落た台詞回しで語られるのは現代にも通じる普遍の真理。若い男女には悲恋が似合い、復讐には犠牲がつきもの。美人が男装したら恋のトラブル当たり前! ケンカばかりしてる男女が実は両思いなんてパターンも70~80年代の少女マンガにはよくあったんです。

懐かしい……いや待てよ? それって後世の作家がいかにシェイクスピアを手本にしていたかってこと? そう、活字や舞台でなくともシェイクスピアのおもしろさに変わりはないのでした。

 

『ハムレット』
ローレンス・オリヴィエ/ケネス・ブラナー/イーサン・ホーク(ハムレット)
1948年/イギリス 監督:ローレンス・オリヴィエ
1996年/イギリス 監督:ケネス・ブラナー
2000年/アメリカ 監督:マイケル・アルメレイダ

● 亡霊となった父から、(自分を暗殺し、王位を奪った)叔父への報復を命じられた、デンマークの王子・ハムレット。狂気を装いながら復讐の機会を狙う。イーサン・ホーク版では、ハムレットはニューヨークのマルチメディア企業の後継者という設定。

 

『ロミオ+ジュリエット』
レオナルド・ディカプリオ(ロミオ)
1996年/アメリカ 監督:バズ・ラーマン

●運命的な出会いから恋に落ちる、モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエット(クレア・デインズ)。争いの絶えない両家の間で二人の恋は疾走する。原作では14世紀イタリアのお話だが、この映画は現代、メキシコで撮影された架空の町が舞台となっている。

 

『マイ・プライベート・アイダホ』
キアヌ・リーブス(ハル王子、後のヘンリー五世)
1991年/アメリカ 監督:ガス・ヴァン・サント

●『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』を下敷きにして、アメリカ・ポートランドのストリートで暮らす少年たちの挫折と成長を描いた物語。原作のハル王子(後のヘンリー五世)にあたるスコットを演じるのは、キアヌ・リーブス。親友マイクを早世した天才俳優、リバー・フェニックスが演じた。

 

『十二夜』
イモジェン・スタッブス(ヴァイオラ)
1996年/イギリス 監督:トレヴァー・ナン

●ヴァイオラは、双子の兄セバスチャン(スティーブン・マッキントッシュ)と共に乗った船が嵐のために遭難。見知らぬ土地で身を守るために男装してオーシーノ公爵に仕えるが、そうとは知らない伯爵令嬢オリヴィアは彼女に恋をしてしまう。

 

『から騒ぎ』
デンゼル・ワシントン(ドン・ペドロ)
1993年/アメリカ、イギリス 監督:ケネス・ブラナー

●会えば喧嘩ばかりの貴族ベネディックと知事の姪ベアトリス。ベネディックの親友・クローディオは知事の娘・ヒーローに恋をする。デンゼル・ワシントン演じる大公ドン・ペドロは2組の男女の仲をまとめようとするが……。

 


お話を伺ったのは……

長谷川まきさん
はせがわまき:イラストレーター&マンガ家。1968年東京生まれ。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒業後、女性誌を中心に活躍。主な著作『長谷川まきの記者会見に行ってきました! 』(ダイヤモンド社)、『たたかえ!嫁き遅れライフ』(大和出版)など。

絵と文=長谷川まき

【監修】米谷郁子先生
こめたにいくこ:清泉女子大学准教授。英国バーミンガム大学Ph.D. 専門は英文学(演劇)。編著書『今を生きるシェイクスピア──アダプテーションと文化理解からの入門』『甦るシェイクスピア』(共に研究社)など。

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