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「手放して自由になる」心地よさ│自分らしく年齢を重ねる女性にインタビュー

ナチュラルな存在感を放つモデルとして活動するかたわら、山・写真・旅・エッセイ・アートなど、次々と新しい分野に挑戦してきたKIKIさん。気負うことなく、軽やかに、ジャンルの壁を飛び越えていくその生き方は、多くの女性にとっての憧れです。

そんなKIKIさんが考える、素敵な歳の重ね方とは?“自分の力を信じ、不要なものには頼らない”をキーワードに、シンプルに美しく生きるためのヒントを探ります。

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“手放して自由になる” 心地よさ

「私は私でいい。」迷いを手放して、自由になる

ーーこれまで、自分の興味に従ってさまざまな道を切り拓いてきたKIKIさんですが、新しいことを始めるときは、どんなことがきっかけになっていますか?

KIKI :これまでの歩みを振り返ると、人と人とのつながりに助けられてきたなとつくづく思います。例えば初めて本を作ったときは、ホームページにこつこつ綴ってきた文章と写真が、出版社の方の目に留まったのがきっかけ。大好きな登山も、友だちに誘ってもらったことが始まりでした。そんなふうに、自分の意志で切り拓いてきたというよりも、その時々の出会いや流れに身を任せた結果、気がついたら今があるという感じです。 

 

ーーでは、人との出会いを活かすKIKIさん流の工夫はありますか?

KIKI :10代でモデルになり、自分の世界を広げていく中で、少しずつ「好きなものを好き」と言えるようになってきたんですね。そうすると、人に会ったときに「最近、○○にハマっていてね」と口にすることが増え、その言葉が巡り巡って、新たな仕事や出会いにつながっていくことが多いです。


でも時折、あちこちに目が向く自分が中途半端な存在に思えて、気持ちが沈むこともあるんです。そうしたときでも、山や写真など心から好きなものに無心で向かっていると、すっと迷いから抜け出せるんですね。「ああ、私は私でいいんだな」とペースを取り戻すことができる。最近は年齢を重ねたからか、その気持ちの振れ幅がだいぶ少なくなってきました。 

 

KIKIさんの“変化”を後押しした、この一品

登山を始めたころに手に入れた、OLYMPUSの「PEN-FT」。以来、山での欠かせない相棒に。
「このカメラのおかげで、写真を撮るのがすごく楽しくなりました」

今までのスタイルを手放して、暮らしをシンプルに

ーー20〜30代を振り返って、好きなものは変化しましたか? それとも、昔から一貫して変わりませんか?

KIKI:以前と比べると、好きなものの数が絞り込まれてきました。20代のころはあれこれ吸収するのが楽しくて、展覧会に映画にと、興味を持ったらすぐさま足を運んでいましたね。そこには、「自分の引き出しをもっと増やさないと」という焦りもあった気がします。
今、暮らしの中心にあるのは、山と本。多くのことを貪欲に吸収して自分自身のベースができたからこそ、本当に好きなものとじっくり向き合いたいという気持ちが強くなりました。

数年前、東京から鎌倉へ引っ越したのも影響していると思います。思い立ったらどこへでも行ける東京と違って、ここでは、一つひとつに対して「本当に行きたいのかな?」と吟味して選ぶ必要がある。気がついたら、自分の「好き」が濃密になって、生活がどんどんシンプルになっていきました。 

 

――山と本のほか、最近は何をしているときが充実していますか?

KIKI:実は来春に出産を控えているのですが、お腹に赤ちゃんを身ごもったのとほぼ同時期に犬を飼い始めたんです。どういうわけかそのとき、「飼うなら今しかない!」と思ったんですね。やんちゃな子犬だから想像以上に手間がかかりますが、一緒にいると楽しくて仕方がありません。

そして、そんなふうに毎日犬の世話に追われながら、ふと思うんです。もしかするとこの経験を通して私は、わが子を迎えるための心の準備をしているのかもしれないって。面白いですよね。 

 

肌のお手入れも、削ぎ落としていっそう心地よく

――生活の変化を受けて、スキンケアやメイクは変化しましたか?

KIKI:ここ数年、どんどんシンプルになっています。かつてはマスカラやチークが大好きで、いろいろ試すのが楽しかった。けれど最近は、休日にはすっぴんで過ごすことが普通になりましたね。それに合わせてスキンケアも、わずかなステップで済むアイテムを選ぶようになりました。

山で過ごすときも、それは同じ。登山を始めたころは、日焼け止めをたくさん塗ったり帽子をかぶったりと、重装備で臨んでいました。けれどそのことに、違和感を感じるようになってきたんです。肌にあれこれ塗っていると、夜、山小屋で拭き取る手間がかかる上、コットンがゴミになって荷物も増えてしまう。

そこで思い切って、化粧品を一つずつ減らしていったんです。最初は「シミができないかな」と心配でしたが、かえって肌のコンディションは良くなったほど。何より気持ちがとってもラクなんです。余計なものを肌に乗せている重苦しさから解放され、“必要なものだけを肌に与えるミニマムなスキンケア”こそがベストだと感じるようになりました。

 

――最後に、KIKIさんのまわりにいる、素敵に歳を重ねている女性のことを教えてください。

KIKI:何人かの顔が頭に浮かんでいますが、みんな自分に似合うものをよく知っていて、過剰にならず、ポイントを押さえた装いをしている人たちです。

内面的には、いくつになっても自分の好きなものを大切にして、探求し続けている女性。私自身、柔軟さを忘れずに、いつでもまっさらな気持ちでいたいと思うんです。好奇心の幅とみずみずしい感受性があれば、思いがけない出会いや変化を味方につけて、自分の世界を豊かにしていくことができるはず。そんなふうに歳を重ねていけたら、本当に素敵ですよね。 

 

PROFILE

 KIKI

1978年、東京生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業。モデル・女優・写真家として多方面で活躍。自然や山をこよなく愛す。
著書に「山が大好きになる練習帖」(雷鳥社)、「美しい山を旅して」(平凡社)、スタイルブック「KIKI LOVE FASHION」(宝島社)など多数。

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