
ポイントは色と素材!5つの空間別アレンジ|おうちがもっと好きになるシンプルインテリア術#1
家で過ごす時間が増える寒い季節は、“ 色” と“ 素材” を工夫していつもの部屋をもっとここちよい空間に。プライベートタイムがより充実するインテリア術を空間別に紹介します。
ここちよい空間を作る3つのポイント
クッションカバー3,400円、クッション中材1,800円(共にD)、ブランケット17,000円(B)、お花を入れたティーライトホルダー940円(A)、フォトフレーム15,000円(C)
まずはコーディネートの基本から。以下の3つのポイントに沿って、それぞれの空間をアレンジしてみましょう。
① 暖色系や寒色系などインテリアを同じ色合いでそろえると、心が落ち着く空間に。トレンドのグレイッシュなカラーもおすすめ。
③ 素材の合わせ方や配置で自分らしく。ウッドとメタルのような異素材の組み合わせは個性を、余白のある配置は美しい空間を作ります。
1.リビングルーム
クッション(右)1,860円・(左)1,785円、ブランケット2,730円(すべてA)、ラグ18,000円(D)、ローテーブル110,000円(B)
心が解放されるくつろぎのスペースには温かな肌ざわりのアイテムを配置する
リビングルームのソファでゆったりと過ごすひとときは、一日の疲れを癒やしてくれる大切な時間。リラックスの空間には、柔らかで温かい素材がぴったりです。クッションカバーやラグマットは、心安らぐ肌ざわりのふわふわの素材を取り入れて。今っぽさをプラスするなら、グレイッシュなカラーのファブリックもおすすめ。色彩のトーンを合わせれば、落ち着いた雰囲気に。
【Point】
・アクセントとしてグレイッシュカラーのクッションを。1つだけで存在感を発揮します。
・温かみのある素材のブランケットを置くだけで、普段のソファを簡単にイメージチェンジ。
・毛足の長いラグなら、裸足でも快適。季節ならではの素材は、ときには大胆に取り入れて。
2.窓周り
鉢カバー1,100円 、観葉植物1,200円(共にB)、ガラスの花器(手前)4,500円・(奥)29,000円(共にC)
クリア素材の〝透け感〞アイテムで窓から差し込む光を自然に引き入れる
窓周りには薄手のカーテンをかけるなど、太陽の光を思う存分取り入れて気持ちのよい空間を作る工夫を。繊細なガラスの小物を並べれば、光の当たり方によって表情が多彩に変化し、輝きが部屋を明るく彩ります。また、太陽の光がたっぷり差し込む窓辺は、植物の特等席。やさしい印象にしたいなら陶器の鉢に入れるなど、鉢の素材を変化させることで、簡単に遊び心をプラスできます。
【Point】
・透け感のある素材のカーテンは、寒い季節のやさしい光もうまく取り込んでくれます。
・ガラスの小物は、グリーンやクリアなど何色か並べると、光が変化して表情豊かに。
3.ダイニングルーム
ティーポット4,000円、トレー6,000円、ブランケット17,000円(すべてB)、マグカップ1,500円(D)、ランチョンマット423円(A)
ゆったり食事を楽しむダイニングテーブルは温かみのある茶器でやさしいアクセントを
料理を味わいながら落ち着いた時間を過ごすダイニングテーブルは、手の温もりを感じる素材が似合います。陶器のティーセットなら、コーディネートのポイントになるだけではなく、ほっとひと息つくときにも使えて便利。雰囲気を変えたいときは、大きなテーブルクロスを敷く代わりに、ランチョンマットで手軽に差し色をプラス。ちょっとした色の変化で、食事の時間がより豊かに感じられるはずです。
【Point】
・シンプルなデザインの陶器は、食卓のさりげないポイントに。シックな色みで統一して。
・深い色みのクロスは、大人っぽい雰囲気に。何色かそろえて、イメージチェンジを。
4.キャビネット
花器420 円(A)、フォトフレーム(大)13,000円・(小)15,000円、鳥のオブジェ11,000円(すべてC)
飾りすぎず意識的に余白をとるアレンジの仕方で自分らしさを演出
写真や旅先で見つけた雑貨など、お気に入りのものをアレンジできるキャビネットの上は、自分らしさを表現できる空間です。気をつけたいのは、飾りすぎないこと。余白を残した見せ方を意識することで、一気に洗練された空間に変化します。同じ素材同士を合わせると野暮ったくなりがちですが、木とメタルのように相反する素材を組み合わせることで、こなれた雰囲気に仕上がります。
【Point】
・小物を何種類か並べるときは、よくばりすぎず、キャビネット上の空間を生かして。
・ナチュラルな木製家具と合わせるなら、硬質な素材がおすすめ。重く感じないバランスに。
5.ベッドルーム
枕カバー各2,200円、掛けふとんカバー12,500円(共にD)、ニットクッションカバー5,500円、クッション中材1,400円、ブランケット17,000円、デスクライト23,000(すべてB)、サイドテーブル17,000円(C)
寝具や小物のカラーはワントーンに。柔らかな素材も加えて安眠を誘う空間を
一日の終わりを過ごすベッドルームは、色彩のトーンをそろえてリラックス感あふれる空間作りを。色に迷ったら、心に安らぎを与えてくれるブルーがおすすめ。グレイッシュなブルーやシックなブルーなど、色彩の濃淡でコーディネートを楽しめます。温もり感が足りないと感じたら、ウール素材のブランケットをかけたり、ニットのクッションをプラスして。いつもの寝室がよりここちよくなります。
【Point】
・ここちよい眠りに導いてくれるベッドには、柔らかい肌ざわりのニット素材をプラス。
・寝具は同じものを使っても、ウールブランケットを上からかけるだけで季節感を演出。
※キャプション内のアルファベット表記は次のとおりです。A:ソストレーネグレーネ表参道店(https://sostrenegrene.com/ja/)、B:イデーショップ 自由が丘店(https://www.idee.co.jp/)、C:シボネ青山(http://www.cibone.com/)、D:unico 代官山(http://www.unico-fan.co.jp/)
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撮影/服部希代野 スタイリング/荻野玲子 構成・文/石上直美