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作家・漫画家 小林エリカさんのコレクション|暮らしを楽しむコレクトアイテム#2

愛すべき“もの”がそばにあるだけで、何げない日常がずっとここちよくなり、気分を楽しくしてくれます。そこで、毎日の生活を豊かに彩るものへの思いを4人の女性に伺いました。

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文字を自由に書くことで心がふっと軽くなる

「文字が好きで、世界中を旅していたときに買った文房具を使って、作品を書いていました。国によってノートの紙質やペンの書き具合が違うのが、すごく楽しくて……。ノートやペンにこだわるうちに、テンプレートも自然にコレクトするようになりました。今は紙やペンへのこだわりはなくなりましたが、テンプレートだけは買わずにいられません!」と、楽しそうに語る小林エリカさん。約40枚のテンプレートコレクションは、お土産や海外で購入したものだそうです。「スーパーマーケットを巡って探します。あまり使われなくなった文具だから、見つけたら迷わず購入! 小さな商店の片隅で売れ残ったものを発見したときは、もう、大喜び!(笑)」

小林さんは、愛を注ぐテンプレートをどのように活用しているのでしょうか。「心に響いた詩の一説をレタリングすることもあります。かっちり書かずに、汚れやにじみも愛おしみながら書くんです。文具は自分の世界を作る道具。大切だからといってとっておくのではなく、使わなければおもしろさはわかりません」

テンプレートは「なくても困らないけど、あったら生活がすごく楽しくなる」もの。「わたしは失敗や不完全さも楽しめる生活を理想としています。テンプレートで文字を書くと、雑でもかわいくなる。そういった完全ではないものを受け入れると、気持ちが楽になれる気がするんです。テンプレートは、わたしの心を軽くしてくれる存在ですね」

家では、アメリカの詩人、E・E・カミングスなどの詩をレタリングして飾っているのだとか。

 

 

 

Profile
小林エリカさん
作家・漫画家。『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)にて芥川・三島賞候補に。アンネ・フランクと実父を題材にした『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア)ほか著書多数。
© Mie Morimoto

撮影/服部希代野 取材・文/石上直美

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