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忙しい現代女性の新習慣「セルフコンパッション」とは|セルフコンパッションのすすめ#1

日々のタスクに追われていると、自分のことはおろそかになりがち。そんな人にこそ必要なのが、「セルフコンパッション」。どんなときでもありのままの自分を認め、受け入れていくための方法として、今注目を集めています。
セルフコンパッションを習慣にすると、何かを間違ったり失敗したときに自分を責めたり、ネガティブな気持ちになるのを防ぎ、自分に自信がもてるようになります。
日常の不安やマイナス思考から解放され、心穏やかに暮らすために……。ぜひ取り入れてみましょう。

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自分にやさしくすることで心穏やかな毎日へ

仕事、育児、人間関係に失敗はつきもの。なのに「もっとがんばらなければ」と、力が入ってしまうのは現代女性の「あるある」ではないでしょうか。

「昔から人間は危険から身を守ることで生き延びてきました。その思考パターンが脳にプログラミングされているため、危険を招く失敗を避けようと、自分を追い詰めてしまうのです」と中央大学の富田拓郎先生。

「しかし自分を責めてばかりでは焦りや不安が増す一方。そこで役立つのが『セルフコンパッション』です。これは、どんなときでも自分の強さや弱さを認め、受け入れていくための方法のこと。自分自身に余計なストレスをかけず、心穏やかな毎日へと導きます」

セルフコンパッションを高めると、不安や焦り、ストレスから解放されて、自分に自信をもつことができ、ポジティブに問題を解決できるようになるそう。複雑な人間関係や、たくさんの情報に日々さらされる現代女性に、ここちよい時間をもたらす新しい方法なのです。

[こんなときこそセルフコンパッションをアップ!]

●失敗を長く引きずって考え込むことが多い
●人からほめられても、素直に喜べないときがある
●SNS を見て、他人と自分を比べてしまう
●何かを始めるとき「うまくいかないかも」と不安になる
●休暇中も仕事のことが気になってリラックスできない

セルフコンパッションが導く4 つのいいこと

1.問題が起こったときに穏やかな心で対処できる

危険を回避して生き延びようとする思考パターンでは、ミスをしたり、問題に直面したとき、「避けられなかった自分はダメだ」と自分を責めてしまいます。「これは日本人だけではなく、世界共通の傾向です。どうがんばっても避けられない問題はあり、それは誰でも同じこと。そう考えれば、問題にも穏やかな心で対処することができ、自分を不必要に攻撃することもなくなるはずです」

2.過去や未来を考えず、今大切なことがわかる

日々のスケジュールに追われていると、ついつい「早く〇〇をやらなくては」と焦ってしまいます。それは、過去の経験から、やらないと未来によくない事態が起こると脳が考えているから。
「過去と未来を見すえながら行動するのは人が生きていくための術ですが、そればかりでは“今”がないがしろになってしまいます。今に気づくことで、本当に大事なことは何かもわかるのです」

3.ネガティブな思考から抜け出せるようになる

うまくいかない状況が続いたとき、自分はダメな人間なんだと批判していると、自分に対するネガティブな感情が強くなり、思考が停止してしまうことも。
「セルフコンパッションを高めると、つらいと感じている自分を悪者にするのではなく、つらくて当然だと考えられるようになります。あるがままの自分を受け入れることは、ネガティブな思考を防ぐことにもつながります」

4.からだの感覚を大切にできるようになる

幸せを探すよりも、すべきことを優先させてしまうのは、頭の思考パターンに縛られているから。
「頭では大丈夫だと思っていても、食欲がなくなるなど、からだが不調を訴えていることも。ただ、私たちの行動は脳でコントロールされているため、意識的に目を向けないと気づきづらいのです。セルフコンパッションを意識してからだの感覚に気づけるようになると、自分をもっと大切にできるようになります」

 

 

教えてくれたのは...
富田拓郎先生
中央大学文学部心理学専攻 教授。博士(人間科学)、臨床心理士、公認心理師。国立精神・神経センター精神保健研究所の科学技術特別研究員などを経て現職。監訳に『マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック』(星和書店)がある。

イラスト/牛久保雅美 取材・文/柏木亜衣

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