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『リラとわたし』|ひとり時間は読書時間#5

心がほっとあたたかくなったり、生きるヒントを得たり……。幸せな気づきを与えてくれる一冊を、コラムニスト・山崎まどかさんが紹介します。

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休日の一冊

『リラとわたし』(早川書房)
エレナ・フェッランテ・著
飯田亮介・訳
世界でシリーズ累計550万部突破。1950年代のナポリを舞台にした、波瀾万丈な友情の物語。

50年代のナポリの町から始まる『リラとわたし』。世界中を席巻したフェッランテの四部作“ナポリの物語”の最初の一冊です。

語り手のエレナは市役所の案内係の娘。彼女の親友となるリラは靴職人の一家の少女。彼女たちが暮らす町は戦前からのしがらみでがんじがらめになっている小さなコミュニティで、共に労働者階級の貧しい少女であるふたりの未来は、数えられるほどの選択肢の中にしかありません。しかし美しくて人並外れた頭脳の持ち主であるリラは怒りに燃えながら、どうにか道を切り開こうとするのです。リラに引っ張られるようにして、エレナも人生を模索していきます。

ヒラリー・クリントンから作家のジュンパ・ラヒリまで、多くの有名人が虜になり、夢中になって読んだというこの小説は、波瀾万丈のいわば大河ドラマです。対照的なふたりの主人公を軸にして、女性の生き方、愛、複雑な友情、時代の変化といったテーマが展開し、飽きることがありません。ドラマティックな物語の魔法に身を委ねてみてください。

 

Profile
山崎まどか
コラムニスト、翻訳家。『ビバ! 私はメキシコの転校生』(偕成社)でデビュー。著書に『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)など。

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