
おこもり中のスキンケア&マッサージ|おうち時間をここちよく
おうち時間が増えている今。その時間をポジティブにとらえ、キレイをアップデートしませんか? 短時間でできる簡単スキンケア&マッサージ法を美容のプロがレクチャーします。
メイク時間が必要ない分、スキンケアに時間をかけて
テレワークなどの影響で、自宅にいる時間が増えている人も多いはず。朝のメイク時間が不要になった分、ぜひ力を入れてほしいのがスキンケア。いつも使っているアイテムでも、お手入れの仕方を工夫するだけで、美肌を手に入れることができます。
また、いつもと違う環境で仕事をしていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。普段より少しだけ時間をかけて丁寧にケアしていくと、おのずと肌も心もリラックス。自分の肌や愛用しているコスメを信じ、心を込めて使うことで、肌は必ず応えてくれます。
2分でできる! リフトアップスキンケア
朝晩のスキンケアに取り入れたいのが、リフトアップマッサージ。“引き上げ”を意識しながらなじませるだけで、フェイスラインや目元がすっきり。シャープで若々しい顔印象を叶えることができます。
ローションやモイスチャーを手にとり、まず手のひら全体に広げます。なじませるときは、親指以外の4本の指を使うのが基本。力の入れすぎに注意して、やさしくすべらせるように行いましょう。慣れてくるとトータル2分くらいでできるようになるので、朝晩のルーティンにしてみてください。
STEP1 頬
親指以外の4本の指を使って、あごから耳の下へ、口角から耳の横へ、小鼻の横からこめかみへ向かって、下から上へ引き上げるようになじませます。
STEP2 額
親指以外の4本の指を使い、まず眉間から生え際へ、次に眉山から生え際へ、最後に眉尻から生え際へ、引き上げながらなじませます。
STEP3 鼻
中指と薬指を使い、眉間から鼻筋を通って小鼻へ。上から下へ3回、指をすべらせます。
STEP4 口元
ほうれい線やマリオネットラインが気になる口元は、鼻の下からあごへ向かって口角をコの字に囲むようにやさしくなじませて。3回繰り返します。
STEP5 目元
STEP6 フェイスライン
ITEM
とろみのある化粧水は、マッサージにも最適。濃密ウォータージェリー仕立てのリッチなテクスチャーが、肌に触れた瞬間にほどけてみずみずしく変化。角質層まですばやく浸透して、ハリに満ちたツヤ肌に。
オルビスユー ローション
オルビスユー モイスチャー
テレワーク中の、目の疲れをリセット!
自宅で仕事をしていると、机に向かう時間が長くなります。特に、ローテーブルでパソコン作業などを続けていると、血流が滞りやすくなり、顔も目元もむくみがちに。外に出る機会も少ないので、意識してリフレッシュする必要があります。
そんなときにおすすめなのが、目元の簡単マッサージ。目の疲れをリセットして、明るくハリのある目元を手に入れましょう。
目元の皮膚は非常に薄くてデリケート。1日に約2万回もまばたきをして筋肉を使うため、シワやたるみが表れやすいパーツです。疲れを実感する前に、クイックマッサージで目元を癒やしてあげることが大切。
目元をマッサージするときは、薬指を使います。美容液を塗りながら行うことで、乾燥やシワ、たるみ対策にも。オイルカットの美容液なら、メイクの上から塗ってもヨレる心配がありません。さらりとここちよく、マッサージできます。
STEP1 ツボ押しで血流UP
まずは、ツボ押しで目まわりの血流を促進。薬指で、眉頭の下、目頭、こめかみをプッシュします。各3秒ほど、「痛気持ちいい」と感じる力加減で圧をかけましょう。
STEP2 リンクルホワイトエッセンスを塗布
手の甲にリンクルホワイトエッセンスを出し、薬指に少量をとって目の下に塗ります。目頭の下から目尻に向かって、トントンとやさしくなじませて。
STEP3 目尻のシワに塗り込む
最後に、人差し指と中指で目尻のシワを広げるようにし、リンクルホワイトエッセンスを丁寧に塗り込みます。リフトアップをイメージしながら、下から上へ軽く引き上げるように塗りましょう。
+ホットタオルで効果アップ!
長時間パソコン作業に追われた日や、いつもより目の疲れを感じるときは、マッサージ前にホットタオルを投入するのがおすすめ。
濡らしたフェイスタオルをしっかりと絞り、電子レンジで30~50秒ほど温めます。目元に30秒ほどのせると血行がさらに促進されて、マッサージ効果がグンと高まります。じんわりとした温かさで、気持ちまでリラックス!ITEM
1本で「シワ改善」と「美白*」の両方にアプローチできる薬用美容液。真皮のコラーゲン産生を促進することで凹みを押し上げて、シワをしっかりケアします。明るく澄んだ、ハリのある目もとに。
リンクルホワイトエッセンス
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
ブルーベリー
外出を控えていると、どうしても人と会話する時間が少なくなります。無表情で作業を続けていると口角はどんどん下がっていき、表情筋を使うことも減ってしまうので、ほうれい線が目立ちやすく……。
くっきりと刻まれたほうれい線は、印象を一気に老けさせます。仕事をしながらでもできる1分エクササイズで、口まわりの筋肉を鍛えましょう。テレワーク中にもおすすめです。ほうれい線を撃退する顔まわりエクササイズ
口まわりの表情筋や周囲の筋肉を刺激し、さらにほぐしてリセット。ほうれい線にアプローチし、ハリのある肌を目指しましょう。化粧品を使わないので、いつでも手軽にできます。会社だと少し恥ずかしいような表情も、自宅なら気にせずに取り組めます!
STEP1 口の中で舌を回す
口を閉じた状態で、歯茎を大きくなぞるように舌を回します。時計回りに3周、反時計回りにも3周します。口のまわりにある口輪筋をダイレクトに刺激し、口元の血流をアップ。やや上を向いて行うと、よりリフトアップ効果を実感できます。
STEP2 こめかみに圧をかける
手のひらのつけ根「手根」で、こめかみに圧をかけます。6回ほど円を描くようにほぐしてから、最後に引き上げるように圧をかけて5秒キープ。3セット繰り返しましょう。
STEP3 首をほぐす
舌を動かすと首に負担がかかるので、仕上げに首の筋肉をやさしくほぐします。耳下から鎖骨に向かって、親指以外の4本の指をやさしくすべらせて。気持ちいい程度に数回行いましょう。
意外とやっている!? ほうれい線ができやすい習慣
ほうれい線は、加齢だけではなく日々の習慣も影響しています。
スマホやパソコンに夢中になるあまり、猫背のまま長時間が経過していませんか? 下を向き続けていると、顔のたるみは加速していきます。また、肩がこっている人も注意が必要。巡りが悪くなるので肌に栄養が届かず、ハリはどんどん失われていきます。
食事のときに片側だけでかむクセがある人は、口まわりの筋肉のバランスがくずれやすくなります。よくかむ方だけ筋肉が発達しすぎて、ほうれい線が深くなる可能性も。顔にゆがみも生じるので、気をつけたいポイントです。-
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島田久美子
トータルビューティークリエイター。複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。
イラスト/itabamoe 取材・文/橋場鈴里