読み物

読み物-日々をここちよく-

【UV基礎・前編】紫外線の種類と日焼けのメカニズム|美肌レッスンA to Z
兼高かおる|時代を生きた女たち#112
旅好きさんのおすすめ本|あなたもおうちで世界旅行
浴衣に映える簡単ヘアアレンジ|日本文化を見直そう#2
  • ライフスタイル

90 view

いくつ知ってる?スポーツトリビア[世界史編&日本史編]

からだを鍛えるのはもちろん、気持ちのリフレッシュにもなるスポーツ。そこで、実践するのも観るのももっと楽しくなるスポーツトリビアをご紹介します。

この記事をお気に入りに追加

●世界史編
スポーツの発祥から人気競技のルーツまで、知っているようで知らないスポーツの世界史トリビアをピックアップ!
スポーツの起源は「遊び」にあり!

スポーツというと野球やサッカーが思い浮かびますが、その定義や起源には諸説あるそう。どの説にも共通しているのが、スポーツの本質が“遊び”であるということ。「sport」の語源はラテン語の「deportare」。本来は「運び去る」という意味ですが、それが転じて「気晴らしをする」「遊ぶ」という意味になったといわれています。

近代スポーツはイギリスの学校で生まれた

近代スポーツとは、万国共通のルールで行われるスポーツのこと。サッカーやラグビー、陸上競技など、さまざまな近代スポーツが19世紀後半頃にイギリスで誕生しました。
その舞台は、社会に役立つ人材を育てるために身体活動を重視していたパブリックスクール。校庭という限られた空間で行われたため、フィールドの大きさ、危険なプレーを禁じるといったルールが定まり、競技ごとに協会が組織されて統一ルールが広まっていきました。

サッカーとラグビーは元々同じ競技

イギリスでは、お祭りなどで町中総出でボールを奪い合うなんでもありのゲーム=footballが行われていました。それがパブリックスクールにもち込まれ、次第に洗練されたスポーツに。統一ルールをめぐり、ボールを蹴るだけ派と持ってもOK派の争いが勃発。前者がサッカー、後者がラグビーに枝分かれしました。

初のマラソン競技の優勝者は羊飼い!?
初めてマラソンが行われたのは1896年、ギリシャ・アテネでのこと。25人が出場し、優勝はまったくの無名選手だったギリシャのスピリドン・ルイスでした。彼の仕事はなんと“羊飼い”でした(諸説あり)。地元選手の活躍に興奮したギリシャの皇太子らが貴賓席から飛び出し、ゴールまで伴走したそうです。
古代エジプトではレスリングが人気!?

最古のスポーツともいわれるレスリング。紀元前2100年頃の古代エジプトの壁画には技をかけ合う400種以上のレスリング画が描かれ、この頃から競技として成立していました。また、古代ギリシャやローマではからだにオリーブオイルを塗って試合をしていたとか。

●日本史編

相撲から野球まで、日本で今も愛されているスポーツの歴史を知ると、応援するのがもっと楽しくなるはずです。
国技の相撲は神様同士の力自慢が起源!?

古墳から力士の埴輪(はにわ)が発見されるなど、1500年以上もの古い歴史があり、日本最古のスポーツである相撲。その起源は神様同士の力くらべの神話や、野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)という2人の力自慢が天皇の前で対決したという伝説にまでさかのぼります。宿禰と蹴速の試合は、キックやパンチも繰り出す取っ組み合いだったとか!

清少納言も熱狂!? 平安時代にブームになった蹴鞠

中国から伝わった蹴鞠(けまり)は、サッカーのルーツという説もあります。8人や6人などで円陣を組み、鹿革製の鞠をどれだけ華麗に地面に落とさずパスし続けるかを競うというルールでした。平安時代には宮廷競技として大ブームに。清少納言も『枕草子』の中でその面白さに触れていることから、熱烈なサポーターだったのかもしれません。

野球用語を翻訳したのは正岡子規

1872年に日本に伝わった野球は、大学野球の始まりとともに大人気となりました。「バッター」「ランナー」「フォアボール」といった外来語を「打者」「走者」「四球」と翻訳したのは、意外にも野球関係者ではなく、野球好きの俳人・正岡子規。
病気でプレーできなくなってからは自身の幼名「升(のぼる)」を野球とかけ、「野球(のぼーる)」という雅号を使うほど、子規の野球愛は深かったのです。

日本でスポーツが花開いた舞台は「大学」
野球、サッカー、ラグビーといった近代スポーツが日本に輸入されたのは、明治時代以降のこと。大学などの高等教育機関で盛んに行われました。なぜなら、外国から招いた教師たちを通じてスポーツが広まったから。さらに、明治時代の高等教育機関への進学率はごくわずか。
イギリス同様、日本でも運動で強い心身を養うことが、エリートの条件と考えられていたのです。そして大学から高校・中学へと下りていったスポーツは、「部活」として発展していきます。
日本でもアーティスティックスイミングが行われていた!?
ヨーロッパで生まれ、アメリカで発展したアーティスティックスイミングですが、“魅了する”泳ぎは日本にもありました。それは古くから武術として行われてきた「古式泳法」です。江戸時代には、立ち泳ぎで火縄銃を撃つ、といった技を藩主の前で披露していました。こうした技の一部は、アーティスティックスイミングと共通しているそうです。

 

 

教えてくれたのは...
鈴木楓太さん
京都先端科学大学 教育開発センター 嘱託講師。専門分野は、日本における戦時期のスポ―ツや戦前の女性の体育・スポーツ。日本スポーツとジェンダー学会理事。

イラスト/榎本直哉 取材・文/伊藤彩子

お買いものはこちら