
【うっかり日焼けの対処法・後編】ダメージを蓄積させないケア方法|美肌レッスンA to Z
紫外線を浴びてしまったとき、怖いのはその後に出てくる肌ダメージ。シミはもちろん、色ムラやくすみ、乾燥といったトラブルも出やすくなります。【うっかり日焼けの対処法・後編】の今回は、ダメージを蓄積させないための攻めのケア方法をご紹介します。
いよいよ美白ケアをスタート!
肌の赤みがひき、脱水状態も落ち着いたら、未来のシミを防ぐために積極的な美白ケアを始めましょう。
紫外線ダメージは蓄積するもの。化粧水などいつものスキンケアを美白ラインに変えたり、新たに美白美容液を加えるなど、継続的な美白ケアを行って。美白化粧品は、メラニンの排出効果を促し、未来のシミをできにくくするものを選びましょう。
紫外線を浴びた肌は乾燥によるシワやくすみなどのトラブルも出やすい状態。保湿機能も兼ね備えたタイプがおすすめです。
メラニンの生成を速攻的に抑える、浸透力抜群のローション。透明感をサポートする保湿成分*配合で、うるおいたっぷりの澄んだ肌を目指します。
*ローズヒップエキス、ルイボスエキス
しつこいシミの原因にダイレクトに働きかける“速攻美白*”を目指した美容液。サラッとしたテクスチャーと抜群の浸透力で、ここちよく使えます。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
◆日焼け後に摂りたい栄養素は?
紫外線を受けた体のケアは、内側からも可能です。美白ケア成分としても有名ですが、やはり有効なのは“ビタミンC”。ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化効果が高い栄養素です。そのため、紫外線による肌への影響を抑え、透明感へ導く効果を期待できます。野菜やフルーツなどをバランスよく摂り、十分に体を休めましょう。
食事で摂取しきれない場合は、おやつ感覚で手軽にとれるタブレットタイプのサプリメントを利用するのもおすすめ。
2粒でレモン25個分のビタミンCをチャージ。程よい酸味で食べやすい、レモン&ライム風味です。
◆意外と見落としがちな体の部位は?
顔や手足のケアを徹底している方でも、ほかの部位(目・髪の毛・首・唇・爪などのパーツ)は意外と見落としがち。でも、唇の乾燥やくすみ、髪のパサつき、首もとのシミやシワは、どれも老けて見えるエイジングサイン。日焼けしたら水分や油分をしっかりチャージし、それぞれのパーツに適したアイテムで紫外線ケアを意識しましょう。
特に一番日焼けケアを怠りがちなのが、唇。肌のターンオーバーは約1カ月であるのに対し、唇は3日〜4日と短いのが特徴です。そのため早めにケアすることで早期改善が期待される一方、放置すると悪化しやすく、日焼けしたら早急な対策が必要です。保湿保護効果の高いリップクリームをこまめに塗りましょう。
日中のケアにはSPF入りのリップクリームがおすすめです。
荒れたガサガサ唇に、濃厚なうるおいで守る唇用美容液。おやすみ前に使えば、優れたパック効果で眠っている間に成分がじわじわと浸透。翌朝、内側からふっくら弾むような魅力的な唇に出会えます。
SPF22・PA++。UV対策を忘れがちな唇に、紫外線をカットしながら自然な赤みで肌を明るく見せてくれるUV専用リップです。
「この夏、少し油断してしまったな…」という方はもちろんですが、きちんと日焼け対策をしていたつもりでも、紫外線ダメージは目の見えない部分で蓄積しています。
夏の終わりは、集中的な美白ケアや保湿ケアを心がけましょう。
監修/島田久美子 取材・文/伊藤幸子