
【美白の基礎】シミができるメカニズムと悩み別おすすめアイテム|美肌レッスンA to Z
今回のレッスンは「シミのケア」!しかし、一口にシミと言えどお悩みの深度はさまざま…。さらに年齢を重ねると乾燥やシワ等、肌悩みは複合的に。アイテム選びはますます難航しがちです。シミができるメカニズムを理解し、自分のシミタイプや肌悩みにあったアイテムを選んでいきましょう。
シミができるメカニズム
1.紫外線によりシミの元となるメラニンが作られる
紫外線を浴びると、肌内部に存在する司令塔が刺激をキャッチ。メラノサイトという、シミの元となるメラニンを作る工場に指令が送られます。
2.メラニンが黒色になる
指令を受けたメラノサイトは一気に稼働し、メラニンを作る酵素を発生させます。メラノサイトで作られた酵素により、チロシンというアミノ酸の一種が、黒色のメラニンに変化してしまいます。
3.黒くなったメラニンが肌表面にとどまる
黒色になったメラニンは日傘のように広がり、肌を守るために肌表面にとどまります。それがシミとなって茶色く肌表面に現れてきます。
【タイプ別】おすすめ美白アイテム
シミが潜在的なものなのか、すでに表面に現れているものなのかでケアの方法は変わってきます。ここからはおすすめのアイテムを目的、お悩み別にご紹介。あなたにぴったりのアイテムは?
Type1:できたばかりのシミをケアしたい!
美容液
速攻性ビタミンC誘導体が肌の奥深く*1まで素早く浸透し、過剰に生成されたメラニンを抑制。
ターンオーバーを促すことで、シミを含んだ古い角質を排出。最近できたシミが気になる方や悩みレベルが浅い方におすすめ。
*1.メラノサイトまで
配合成分:速攻性ビタミンC誘導体*2,ディープダイレクター*3
*2.薬用美白成分
*3.うるおいをダイレクトに与え、乾燥によるくすみをケアする植物性保湿成分
Type2:シミだけでなくシワもケアしたい!
美容液
リンクルホワイトエッセンス
Wナイアシン*4 がメラノサイトで生じるメラニンの過剰生成を抑制し、メラノサイトから表皮細胞へのメラニンの受け渡しをブロック。
メラニンが表皮細胞内に過剰に取り込まれるのを防ぎ、表皮細胞内のメラニン濃度を下げ、シミを薄くする。ベースエンハンサー*5配合で、ふっくら透明感のある明るい肌へ整える。
長年にわたり気になるシミがあり、シミの悩みレベルが深い方、シミだけでなくシワも気になる方におすすめ。
*4.ナイアシンアミド
*5.ベニバナエキス-1、ローズマリーエキス
配合成分:Wナイアシン*6,ベースエンハンサー*7
*6.有効成分
*7.ふっくら透明感のある肌に導く保湿成分
Type3:シミケアアイテムにリッチな保湿感もほしい!
スリーピングパック
オーバーナイトホワイトニングジェルEX
いつもの保湿液やクリームの代わりに塗るだけの美白*8 ジェルパック。できてしまったシミを薄くするだけでなく、メラニンの生成もブロック。
手軽にお手入れしたい方やシミだけではなく保湿ケアもしたい方におすすめ。
*8.メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
配合成分:持続性ビタミンC誘導体*9、オウバクエキス*10
*9.薬用美白成分
*10.植物性保湿成分
美白の鍵は継続と予防
ホワイトニングアイテムのシミへの効果は、数回使用しただけではなかなか実感しにくいもの。少なくとも1本使い切る、短くとも1か月は継続してみましょう!また潜在シミを濃くさせない、増やさないための予防ケアも重要です。日焼け止めを通年塗るのはもちろん、シミ生成をブロックするようなアイテムを使用するのがおすすめです。
監修/島田久美子
取材・文/清水尚美