
季節に合わせた日焼け止めの選び方|美容のプロに聞いてみました!
紫外線が美容の大敵であることは周知の事実。1年をとおして対策することはマストです。肌に負担をかけずに、紫外線をしっかりシャットアウトする季節ごとの方法を、美容のプロに教えてもらいました。
紫外線量に合わせて日焼け止めを選びましょう
紫外線は1年中降り注いでいますが、その量は季節によってかなり変化します。そのため、紫外線の量に合わせた日焼け止め選びが重要です。例えば、紫外線がたっぷり降り注ぐ夏は、紫外線をしっかり防ぎつつ、汗をかいても落ちないよう耐久性の高いものを。逆に、紫外線よりも乾燥ダメージが気になる冬は、紫外線ケアと同時に保湿もできるものがベターです。
また、肌に影響を与える紫外線には、UV-AとUV-Bの2種類があり、UV-Aは真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力の低下、シワの原因になります。一方、UV-Bはひりひりする日焼けを引き起こし、シミやそばかすの原因に。UV-A、UV-Bの量も季節によって変わるため、これらの影響も加味して日焼け止めを選ぶことが肝心です。
春と秋の日焼け止め選び
春(3~5月)
紫外線量が3月から徐々に増え始めることに加え、季節の変わり目である春は、寒暖差や花粉、新生活のストレスなどの影響で、肌が敏感に傾きやすい季節でもあります。そのため、日焼け止めは肌にやさしく紫外線カットできるものを選ぶことが大切です。
秋(9月~11月)
紫外線量の多い夏を乗り越えた秋の肌は、かなりお疲れモード。シミやシワ、たるみなどの光老化を引き起こすUV-Aの影響を受けやすい時季でもあります。紫外線量が減ってきたとはいえ、気を抜かずにきちんとケアすることが必須です。
サンスクリーン®フリーエンス
SPF30/PA+++ 無油分
※メイクをされる場合には、より美しい仕上がりのために化粧下地をご使用ください。
サンスクリーン®オンフェイス モイスト/ローション
SPF34/PA+++ 無油分 化粧下地
夏の日焼け止め選び
夏(6~8月)
紫外線の量は7~8月がMAXですが、実は紫外線の力は6月のほうが強くなります。これは、1年のうちでもっとも昼の時間が長くなる夏至が、毎年6月21日ころにあるため。日照時間が長く、太陽も頭上にくるため、紫外線の力はかなり強くなるのです。
にもかかわらず、6月は梅雨で、じりじりと肌を焼くような紫外線を感じることが少ないため、ついついケアがおろそかになりがち。しかし、肌の老化を引き起こすUV-Aは5、6月の方が強いので、UV-Aを防ぐPA値の高い日焼け止めを6月までには使い始めるようにしましょう。
7、8月は肌表面に作用し、日焼けやシミを引き起こすUV-Bが強くなるため、UV-BをしっかりカットしてくれるSPF値の高い日焼け止めをチョイスして。汗などで落ちやすくなるため、こまめに塗り直すことも大切です。室内にずっといるのであれば塗り直さなくてもOKですが、外へ出かけたり、汗をかいたりする場合は、3時間に一度は塗り直すようにすると効果的です。また、日焼け止めパウダーのような、メイクの上からも使えるアイテムがあると便利です。
サンスクリーン®パウダー
SPF50+/PA++++ 酸化しやすい油分不使用 仕上げ用パウダー・メイク直し ウォータープルーフ
オルビス ボディ UV プロテクター
SPF50+/PA++++ 酸化しやすい油分不使用 スーパーウォータープルーフ
冬の日焼け止め選び
冬(12~2月)
紫外線の影響をほとんど感じない冬は、日焼け止めを塗らない人も多いはず。しかし、紫外線は1年中降り注いでいるため、冬であってもUVケアは必要です。とはいえ、紫外線の力も量も弱いので、SPF値よりも肌へのやさしさで選ぶようにしましょう。
サンスクリーン®フリーエンス
SPF30/PA+++ 無油分
オルビスユー デイエッセンス
SPF25/PA++ 無油分 トーンアップ*1
*1 メイクアップ効果による
※朝の保湿液の代わりにご使用ください。朝の化粧水の後、手のひらに適量(小豆1~2粒程度)とり、顔全体に少量ずつムラなくのばします。
より機能性を重視したいなら…
シワ改善・美白*2まで叶える!ハイスペックな薬用日焼け止め
オルビス リンクルホワイトUVプロテクター (医薬部外品)
SPF50/PA++++ 酸化しやすい油分不使用 シワ改善×美白
*2 メラニンの生成を抑えシミそばかすを防ぐ *3 オルビス内において
※メイクをされる場合には、より美しい仕上がりのために化粧下地をご使用ください。
- 島田久美子
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オルビス エグゼクティブビューティディレクター。複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。
撮影/永澤結子 イラスト/二階堂ちはる 取材・文/北爪佳奈
※こちらの記事は20年4月に配信したものを再編集しております。