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【朝&日中】フェイスパウダーの使いこなし術、全部見せます!|美容のプロに聞いてみました!

1つ持っていると便利なフェイスパウダーですが、きちんと使いこなせていますか? メイクの仕上がりを格上げするテクニックを、美容のプロに教えてもらいました。

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フェイスパウダーは、いつ、どこに、なぜ使う?

フェイスパウダーの役割は、ファンデーションの密着性を高めてもちをよくすること。余分な皮脂を吸着してくれるので、テカリを防いでサラッとした肌が続きます。ファンデーションがマスクにつきにくくなるのも見逃せないメリット。

さらに、キメを整えて肌の表面をなめらかに見せてくれる効果もあるので、美肌度もグンとUP。パウダーですが軽い仕上がりなので粉っぽくならず、むしろ透明感が増すので、大人こそ積極的に使いたいアイテムです。

使うタイミングは、朝のベースメイクの仕上げに。リキッドファンデを使っている人は、ファンデを塗った後、フェイスパウダーで顔全体にふわっとヴェールをかけておくと、メイクしたてのような美しさが持続します。

また、フェイスパウダーは日中のメイク直しにもおすすめ。メイク直しのときは、パウダーファンデよりもフェイスパウダーを使ったほうが厚塗りにならず、自然に仕上がります。適度にカバーしながら美肌が復活。くずれやすいTゾーンを中心に、顔全体にのせましょう。

ルースとプレストの2種類がある

フェイスパウダーには、ルースパウダーとプレストパウダーの2種類があります。どちらを選ぶかは、仕上がりの好み&使い勝手のよさを基準にしてください。

ルースパウダーはサラサラの粉状で、柔らかくふんわりとした仕上がりが特徴。とにかく軽く、肌に自然なツヤをプラスしながら透明感を出すことができます。朝のベースメイクの仕上げにおすすめです。

プレストパウダーは超微粒子のパウダーを固めたもので、ルースパウダーよりもカバー力があります。仕上がりはややセミマット。密着感が高いので、くずれにくさを求めるならプレストパウダーをチョイスしましょう。固形なので持ち歩きしやすいのもメリットの一つ。日中のメイク直しに最適です。

美肌に仕上がるフェイスパウダーの使い方

フェイスパウダーの使い方は、ルースもプレストも基本は同じ。

ルースパウダーは、まずフタをしたまま逆さにして3回ほど振ると、1回分がパフにとれます。

プレストパウダーをパフにとるときは、3回ほど円を描くようします。そうすると1回分がパフにとれます。

次に、パウダーがついた面をこすり合わせるように、パフをもみます。こうすると均等にパウダーがいきわたり、ムラづきを防ぐことができます。顔につける前に手の甲で軽く押さえておくと、より自然に仕上がります。

つけるときは、面積の広い頬からスタート。産毛に逆らうように、下から上へ向かってパフをポンポンと動かすと、均一な膜を作ることができます。頬に数回ポンポンとのせたら、次にTゾーンにのせます。

小鼻はパフを折って、クイッと入れ込むようになじませます。それから口まわり、目まわりもポンポンとやさしくのせればOK。パウダーは途中でつけ足さず、一気に顔全体を塗ってしまいましょう。

うるおいパウダーを50%配合し、しっとりとした質感。ファンデのツヤを生かし、自然な美しい肌に見せてくれます。

肌の凹凸をフラットに埋めて、光パウダーがくすみを一掃。くずれを補正して瞬時に肌色を晴らします。


朝のメイクに!ルースパウダー活用法

実はフェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げ以外にも役立つ優れもの。

軽い質感、透明感をもちあわせた程よいカバー力、くずれ補正効果など、その実力を存分に発揮できる使い方をご紹介。いつものメイクにプラスして、ワンランク上の映える仕上がりを叶えましょう。

ルースパウダー活用法1

アイメイク前に目の下にのせて、粉飛び対策

アイメイクをしているときに、アイカラーの粉が下まぶたや頬についてしまった経験はありませんか? 指でぬぐい取ろうとすると色がのびてしまい、ファンデをやり直すことに……。

それを防いでくれるのがルースパウダー。アイメイク前に目の下にのせておくと、防波堤の役割を果たしてくれます。

フェイスブラシにルースパウダーをとり、目の下全体にのせます。少し多いかなと思うぐらいのせてOK。そのまま普段のアイメイクをして、アイメイク後にブラシで払うだけ。ルースパウダーが、目の下に散ったアイカラーの粉を一緒に取り去ってくれます。下まぶたにサラサラ感が続くので、日中もメイクのヨレ知らずに過ごせます。

ルースパウダー活用法2

アイカラーベースとして使って、まぶたのくすみを払う

大人になると、肌色はくすみやすくなってきます。皮膚の薄いまぶたは、なおさら。そんなときは、ルースパウダーをアイカラーベースとして仕込みましょう。

 

ベースメイク後、薬指にルースパウダーをとり、手の甲で粉の量を調整。アイカラーを塗るように、アイホール全体にルースパウダーをのせます。ワントーン暗くなりがちな大人のまぶたを、ナチュラルに明るく整えてくれます。アイカラーの発色もメイクもちもアップ。ぜひ実践してみてください。

日中のメイク直しに!

厚塗りにならずに整う、プレストパウダーのメイク直し

プレストパウダーは、日中のメイク直しにぴったり。パウダーファンデーションよりも軽く、毛穴やくすみなど隠したい部分はカバーしてくれるので、厚塗りにならずフレッシュな肌に仕上がります。

メイク直しのときでも、プレストパウダーの塗り方は基本と同じ。パフにとったらもみこんで、頬からポンポンと押さえ塗りしていきましょう。産毛に逆らうように下から上へなじませ、Tゾーンや小鼻は丁寧に。夕方でも素肌っぽさが残る、いきいきした肌へとアップデートさせましょう。

日中はローションで乾燥対策を

どんなに保湿効果の高いベースアイテムを使っていても、日中に何もしなければ肌のうるおいは逃げていくのが現実。ベースメイクの上からもリッチなローションでうるおい補給をして、肌が乾く隙を作らないようにしましょう。

ローションは1~2滴を手にとってのばしたら、乾きやすい頬から軽く押し込むように塗っていきます。手をスライドさせるとメイクがヨレるので要注意。顔全体になじませたら、最後にハンドプレスをしてうるおいを閉じ込めましょう。2、3時間に一度のペースでできると理想的です。

 

島田久美子
オルビス エグゼクティブ ビューティディレクター。複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。

 

 

撮影/永澤結子 取材・文/橋場鈴里

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