今月のテーマ
疲れを取って目覚めすっきり 秋の夜長・安眠のためのストレッチ
POINT1.上質な睡眠によってからだの代謝機能アップ
体内の代謝機能を高めるためにも、質のよい睡眠は大切。巡りがよく、ダイエットをしやすい体質作りの基本とも言えます。
POINT2.熟睡のために寝る前にストレッチを
デスクワークや立ちっぱなしなどで、凝り固まった筋肉をストレッチでリセット。安眠しやすいからだの状態を手に入れましょう。
POINT3.“夜中の目覚め”にもストレッチは効果的
一度寝たのに、夜中に目が覚めてしまった……。そんなときには軽くストレッチをすると、心身共にほぐれて入眠しやすくなります。
LET’S TRY
前ももとそけい部を伸ばして仰向け寝を気持ちよく
「仰向けに寝ると寝ごこちが悪い」。そんな人は前ももとそけい部の張りが原因かも。ストレッチで安眠の姿勢を取り戻して。
① 両手を肩幅程度に開いて、四つ這いになる。両膝は腰の真下にくるように。
② そのまま右足を、右手の内側にくるように前に出す。左足は、そけい部が気持ちよく伸びるところまで後ろへ引く。
③ 手を右膝に置き、息を吸いながら上半身を起こす。息を吐きながら、②のように重心を前に倒し、その姿勢で呼吸を3~5回。反対側も同様に。
睡眠時の呼吸を深くする背中のストレッチ
からだを伸ばして寝ると腰に痛みが……それは背中の筋肉がかたくなっている可能性が。ほぐして寝ると睡眠時の呼吸も深くなります。
① 仰向けになり、両膝を立てて、ヨガマットくらいの幅を目安に足を広げる。
② そのままお尻を高く上げて、そけい部をしっかりと伸ばして、呼吸を3~5回。
③ 無理なくできるようなら、背中の下で両手を握り、二の腕を床に押しつけながら、胸を開くイメージで、呼吸を3~5回。
脚の疲れをほぐしてここちよい目覚めを
脚の疲れが残ったまま眠ると、眠りが浅くなることも。ふくらはぎからアキレス腱を伸ばすと、翌朝のむくみの防止にもなります。
① 正座の姿勢から、左膝を立てて座る。両手は左膝の上に。
② 左足のかかとが上がらないようにして、息を吐いて上半身を倒しながら、左のアキレス腱を伸ばす。左右3回ずつ。
②を正面から見たときのポーズ。つま先と膝を、正面に向けるのがポイント。
※NG
つま先が外側を向かないように注意して。
撮影/国井美奈子 取材・文 杉村道子