生理が半年も来ない…!40代後半の私、これって閉経?|せきらら婦人科ROOM「今日はどうされましたか?」#2
40代以上の女性が今と未来を安心して生きるための“体・心・人生の相談室”「なんでも相談室」から、婦人科のお悩みに特化した“分室”が新しく不定期でOPEN! 産婦人科医の内田美穂先生が“担当医”として、みなさまのお悩みに寄り添います。
- 担当医 内田美穂
-
産婦人科専門医、フィデスレディースクリニック統括院長。科学的根拠に基づく正しい性教育などの講演活動を行うほか、クリニックのYouTubeチャンネル「産婦人科医 Dr.内田美穂 女性のためのヘルスケアガイド」でも情報を発信している。思春期の子どもを持つ更年期世代。
半年間、生理が来ていません。閉経でしょうか?
生理が半年も来ず、不安を感じています。私は40代後半なので、このまま閉経なのでしょうか。病気や他の可能性はありますか? 婦人科にかかった方がいいのか、内田先生のご意見を伺いたいです。
閉経とは言い切れません。妊娠、服用している薬の影響、病気の可能性など、無月経の原因はさまざま。婦人科の受診と検査をおすすめします。
それまで順調だった生理の周期が乱れたり、量が増減したりし始めたら、卵巣機能が低下しているサインかもしれません。ですが、閉経は「一年間まるっと生理がない状態」と定義されます。ですから、今はまだ閉経とは断定できません。日本人の場合は40代後半から更年期に入る方が多いので、相談者の方は更年期の範囲内ではあると思いますが、突然生理が止まる人は全体の一割ほど。生理の頻度と量が増える人が二割、頻度と量が減る人が七割といわれています。
実際、「生理が来ない」という相談は、幅広い年代の方々からよく受けます。その理由は、病気も含めてさまざま考えられますから、今の段階できちんと血液検査(ホルモン値検査)や経腟超音波検査などの検査しておくと安心ですね。
また、低用量ピルを飲んでいる方もおられると思います。ピルを内服していると更年期症状が緩和されることが多いので、症状だけで閉経を判断することは難しくなります。
閉経をどう見極めればよいかについては、2週間薬を休薬して、採血検査でホルモンの数値を調べることによって診断します。お薬を休薬しているときに、妊娠することもあるので、避妊には気を付けてください。休薬期間の出血の有り無しで閉経しているかどうかを判断することはできないので、そこは要注意です。
ピルの服用は、40歳以上になると心筋梗塞などの心血管系の障害や静脈血栓塞栓症のリスクが高くなりますから、年1回の健診等で血圧、血糖、脂質、体重などが引っかかるようになってきたときもピルの中止を検討したほうがよいでしょう。閉経していたらピルはストップしなければなりませんし、閉経していなくても50歳以上の方の服用はNGです。日本人の閉経する平均年齢が50歳前後で、 正常範囲が45~56歳であることを考えると、 45歳くらいからは意識して、ピルを継続するかどうか検討するのをおすすめします。
ピルの処方を受けている方は定期的に婦人科にかかっているかと思いますが、そうでない方は今から“かかりつけの婦人科”を作っておくのがベストです。40代後半以降に起こる体の変化をいろいろと相談できる医師がいると、更年期の荒波も乗りこなしやすくなるんじゃないかと思います。
今後も、みなさまからいただいたご相談にお答えしていきます。
次回は7月中旬の公開予定!今回も文末にアンケートがございますのでぜひご協力をお願いいたします♪
監修/内田美穂
企画/清水尚美
編集/間野加菜代(Cumu)
イラスト/itoaya






















