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【更年期に摂るべき栄養素は?】医師に聞く!40・50代に勧めたい生活習慣&インナーケア

美容・健康を維持するためにサプリメントを取り入れたり、食事や生活を改善したり。日々努力されている方も多いのではないでしょうか。今回は、年齢を重ねても美容・健康を維持するコツを産婦人科医 浜野愛理先生に伺いました。「健康的、若々しくいる生活習慣・ケアの秘訣は?」「40・50代女性が摂るべき栄養素は?」「更年期を和らげるには…?」無理のない範囲で、セルフケアを継続していくために役立つ情報をお届けいたします。

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お話を伺った先生
産婦人科医 浜野愛理先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本抗加齢医学会
日本医師会 認定産業医

同年代の中でも若々しさをキープするカギは

年齢を重ねると美容・健康の面で個人差が出始め、「健康的で若々しい印象を維持している方は一体何を意識しているんだろう…?」と気になりますよね。

今回は、アンチエイジング医学を学ぶ日本抗加齢医学会にも所属されている、産婦人科医 浜野愛理先生にお話を伺いました。

◆体の酸化を防ぐ抗酸化力がカギ

40代・50代は生活習慣病のリスクが高まる年代であり、特に食生活の見直し、適度な運動、ストレス管理、禁煙・節酒など、生活習慣を見直すことが大切な時期でもあります。 人間ドックなどでの定期的な健康チェックも大切です。

さらに、健康的に若々しさ・美しさをキープするためには、体の酸化を防ぐ抗酸化力が重要なカギとなります。 抗酸化力は、活性酸素を除去し、体の老化や病気の予防に役立ちます。 抗酸化力のある食べ物を積極的に摂取することも大切です。

◆日常で意識したい、腸内環境を整えること

年齢とともに減少する腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで、免疫を高めることでの健康維持や美容、ダイエット効果も期待できるでしょう。

自分自身の状態をきちんと観察・把握し、十分な休息、睡眠を確保し、適度な運動を心がけ、バランスの取れた食事および必要な栄養素を補充している方々は、健康的で若々しさ・美しさをキープできていると思います。

◆インナーケアで補うのも手!

インナーケアアイテムは、それだけを摂取すれば健康になれる!若々しく美しくなれる!という魔法のアイテムではありません。
しかし、手軽に効率よく栄養素を補充できるアイテムとしては非常に重宝する存在です。

必要な栄養素を適切量、適切なバランス、そして適切なタイミングで摂取し、規則正しい生活習慣や適度な運動、適切な休息を心がけることで、良い塩梅のバランスを保つことができます。忙しい日々を送る方達にとっては、頼るべき存在と言えるでしょう。

40・50代女性が摂取すべき栄養素

上記で掲示した「抗酸化成分を多く含む食品」に加えて、40~50代女性が積極的に摂るべき栄養素は、主にカルシウム、ビタミンD、ビタミンK2、鉄、ビタミンB群、食物繊維などです。 これらの栄養素は、骨の健康維持、貧血予防、更年期症状の緩和、腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境を整えるために、食物繊維を積極的に摂取し、プロバイオティクスやプレバイオティクスを組み合わせるのが効果的です。

プロバイオティクスとは…
腸内フローラのバランスを改善し、免疫力を高めることが期待される有用菌。(乳酸菌やビフィズス菌などを含む)

プレバイオティクスとは…
腸内の善玉菌の栄養源となり、善玉菌を増やす・悪玉菌の増殖を抑える働きを持つ成分。

更年期を乗り越えるための生活習慣・インナーケア

年を重ねる度に、今までの様々な経験に支えられた内なる美が輝きを増す一方で、残念ながら失われていくものもあるのが現実です。
特に40・50代は公私ともにお忙しい方も多いでしょう。まずは、ご自身の身体や心の状態に耳を傾ける時間を確保することが大切です。
限られた時間の中で効率よく適切なバランスを保つために、生活習慣・インナーケア観点でそれぞれのポイントをお伝えします。

まずは規則正しい生活習慣を心掛け、しっかりとした睡眠時間や休息時間を確保する、しっかりとした運動ができなくても日々の行動で体を動かす機会を増やし(背筋を伸ばして歩く、エスカレーターではなくて階段を使用するなど)、たまには心の緊張を解除する。(声を出して笑う。湯船につかってリラックスするなど)

バランスのとれた食事や、必要な栄養素をインナーケアアイテムで補充をする。
更年期にとっては女性ホルモンの一つであるエストロゲンが欠乏することで様々な不快な症状が出てくることが多いので、エビデンスレベルの高い大豆イソフラボン代謝物等を補充するなども良いかもしれません。

無理なく、ケアを継続するために

一度に全てを整えるのは大変ですが、一つ一つはさほど難しいことではありません。

心がけることで行動が少しずつ変わっていきますので、手を付けやすいところから始めてみるのはいかがでしょうか。

監修/浜野愛理
イラスト/二階堂ちはる
編集/花本絵里

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