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無防備に遠回り|なにげなWeekly

オルビス社員のひなたと靴下柄の相棒猫・くつしたさんの凸と凹な毎日。うっかり!が発生してちょっと残念な日だって角度を変えれば愛おしくなる。そんな瞬間を捉えた、ほぼノンフィクションなお話を、週替わりでお送りします。

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無防備に遠回り

こんにちは。ひなたです。

『ひらやすみ』(作:真造圭伍/小学館)という好きな漫画のモノローグにこんな言葉が。「キンモクセイの香りがする。いいことが起きる予感がしました。」そこではたと気付いたのは、「わたし、最近“いいことが起きる予感”がしないかも」ということ。

この作品の主人公はフリーターの男の子で、マイペースに日々を楽しみ、時に恥ずかしい失敗をし、それでもなんだか無邪気に前向きなキャラクター。もともとわたしはお調子者で、どこかこの主人公に自分を重ねていました。ただ、彼と違ってわたしはもう少し地に足つけようとか、多少自信があってもあとでがっかりしないように予防線をはろうとか、そんなことばかりを考えてきていて。

なんというか“悪いことが起きる予感”センサーをはって、それが起こらないように備えたり構えたりする時間ばかりがどんどん増えてきちゃったような感じがしたのです。起きそうなことを先回りして迎え撃つことがうまくなる、それ自体は悪いことではないはず。でも、もうちょっと無防備に、根拠なく、ささいなことでウキウキしちゃうのも良いのでは?

いつもより遠回りしてのんびり歩くようにしてみたり、気になるけど必要じゃないな~と思っていたものを買ってみたり、よく分からないから怖気づいていた謎の町内イベントに行ってみたり。“いいことが起きる予感”の種まきは、そういうことからかも。

みなさん最近“いいことが起きる予感”してますか?

イラスト/タソカレー
編集/間野加菜代(Cumu)
文/神谷日向子

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