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わからない美しさ|なにげなWeekly

オルビス社員のひなたと靴下柄の相棒猫・くつしたさんの凸と凹な毎日。うっかり!が発生してちょっと残念な日だって角度を変えれば愛おしくなる。そんな瞬間を捉えた、ほぼノンフィクションなお話を、週替わりでお送りします。

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わからない美しさ

こんにちは。ひなたです。

美術館へ行くのが好きだというと、「そういうの全然分からなくて…」「アートに詳しいんだね」といわれることが多々あるのですが、正直なところわたしは知識を持ち合わせていないタイプのアート好きです。

一緒に展覧会をめぐる友人のなかには、学芸員の資格をもっている人や、自身で作品をつくる人もいて、豊富な知識から語られる作品の背景におもしろい!と思う部分ももちろんあります。しかし、恐ろしいほどに記憶として蓄積していかず……(その昔、暗記科目がとことん苦手で「小学生のころ相撲大会で、ころんで頭を打ったからではないか」と両親に心配されたことがあります。記憶力以外は元気です)。

個人的なアートの楽しみは、「わからなさ」にあります。なんでこれを作ったんだろう?とか、なにを伝えたかったんだろう?とか、解説を見ても腑に落ちないこともあるのですが、その理解できなさがおもしろいのです。

意味や背景がわからなくても、作品を前にしたときに気持ちや感情は動く。美しいなと思うのも、好きじゃないなと思うのも、そこに理由はいりません。でも、なんで自分はそう感じたのかを言葉にしてみようとすると、知らなかった自分の一面が見えることがあります。アートを見ながら自分の心とおしゃべりする、そんな味わい方もあるのではないでしょうか。

イラスト/タソカレー
編集/間野加菜代(Cumu)
文/神谷日向子

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