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カワイイ禁止令|なにげなWeekly

オルビス社員のひなたと靴下柄の相棒猫・くつしたさんの凸と凹な毎日。うっかり!が発生してちょっと残念な日だって角度を変えれば愛おしくなる。そんな瞬間を捉えた、ほぼノンフィクションなお話を、週替わりでお送りします。

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プロフィール紹介

ひなた(左)
オルビス社員歴もうすぐ5年。くつしたさん曰く、「なんでも器用にこなせるのに、時々とんでもなく不器用な動きを見せる不思議なニンゲン。」家に着くとまっさきに靴下を脱いでしまう。

くつしたさん(右)
靴下柄がチャームポイントなひなたの相棒猫。御年5歳。趣味はひなたの見守りとニンゲン観察。時折、達観したそぶりと鋭い考察を見せる。ひなたが脱ぎっぱなしにした靴下をときどき片づけてあげる。

カワイイ禁止令

こんにちは。ひなたです。

突然ですが、わたしは<カワイイ>と言うことを自分に禁じていた時期があります。

何かを見るたび<カワイイ>を連呼しまくる自分にふと、「本当に<カワイイ>という表現で合っているのか…?息をするように、なにも考えずに、とりあえず言ってはいないか…?」と謎の客観視が入ってしまい、<カワイイ>と言うのをやめてみよう!となったのです。

これが案外難しく、的確にそのものの素晴らしさや自分の心の機微を伝えようとするとなんだか回りくどい表現になってしまって、「カワイイ!」というワードより、瞬発力が足りない感じ…。

そんな風に無駄に考えすぎながら、<キレイ><素敵><エモい>←ちょっとまだ気恥ずかしい などなど…徐々にワードを増やし、切れる手札のラインナップが豊かになっていくのは結構楽しかったりしました。

結局、友人のベイビーに初めて会わせてもらった瞬間にすべてが吹っ飛び「カワイイ~~~~!!!」と、でろでろに溶けながら使ってしまい、カワイイ禁止令は強制終了。やわらかくてふわふわで、あったかくて小さくて…すべての<カワイイ>を詰め込んだ存在を前にしたら、潔くひれ伏すまで。

みなさんがつい切ってしまう、言葉の手札ってありますか?

オルビス社員のひなたが、ほぼノンフィクションなお話を週替わりでお送りします。次回の更新は3月19日(水)。テーマは「占えない夢がある」です。

イラスト/タソカレー

編集/間野加菜代(Cumu)

文/神谷日向子

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