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【エイジングレベル別スキンケア・後編】各レベルに合わせたおすすめケア方法&アイテム|美容のプロに聞いてみました!

エイジングレベルをチェックした前編に続き、後編ではレベル別の肌状態の解説と、それぞれのレベルに合ったお手入れ方法やアイテムをご紹介します。

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教えてくれるのは
島田久美子
オルビス エグゼクティブビューティディレクター。
複数の化粧品会社において、アドバイザーとして活躍。美容マニアで「キレイになることを諦めない」がモットー。豊富な接客経験と美容に関する膨大な知識を元に、現在は店舗接客のコンサルティングや育成、各ブランドの美容コンセプトの構築支援を手がける。

エイジングレベル別にチェック!今、自分の肌では何が起きてる?

若々しく健康的な肌と、エイジング悩みを抱える肌では、肌状態にも違いが生じています。前者はみずみずしくてハリがあり、シミやシワ、たるみがない状態。肌のハリや弾力をキープするコラーゲンとヒアルロン酸の量が十分にあり、それらを生成する線維芽細胞もしっかり機能しています。

しかし、加齢とともにコラーゲンとヒアルロン酸は減少し、線維芽細胞の機能も衰えるため、シワやたるみなどのエイジング悩みが現れてきます。知らず知らずのうちに、誰しも肌に変化が起こっているのです。

では、その変化はどのように進んでいくのでしょうか?ここからは、エイジングレベル初期・中期・後期それぞれの肌状態と、各レベルにあったお手入れ方法をご紹介します!

※自分の肌のエイジングレベルについて、セルフチェックがお済みでない方は、ぜひ、前編の記事を参考にチェックしてみてくださいね。

\前編はこちら!/

エイジングレベル初期

表皮
水分と油分が不足し、ターンオーバーが遅くなってしまっている状態。細胞に元気がなく、肌表面が乾燥し、細かいシワやくすみが気になりやすく…。

真皮
ハリや弾力を保つ部分である真皮がダメージを受け始めている状態。それによって肌表面のふっくら感も影響が出始めてしまいます。

\お手入れのポイント/

エイジングレベル初期では、水分と油分の不足がターンオーバーに影響を及ぼし、乾燥小ジワやくすみを引き起こしています。肌をうるおいで満たし、ふっくら感をキープしましょう!

 

エイジングレベル中期

表皮
水分と油分が慢性的に不足。ターンオーバーの乱れにより乾燥が定着し、ふっくら感も失われている状態。肌の回復力が弱まり、スキンケアの効果を感じにくくなってしまっています。

真皮
ダメージが進行し始め、シワやほうれい線の悩みを感じやすくなっている状態。ターンオーバーの乱れから、シミの悩みも出やすくなっています。

\お手入れのポイント/

エイジングレベル中期では、ターンオーバーの乱れが深刻化。肌のハリをつくり出す細胞を強化しながら、スキンケアの浸透を高めるケアが必要です。
また、シミも徐々に現れやすくなっているため、シミ予防を始めるのもよいでしょう。

 

エイジングレベル後期

表皮
水分と油分が慢性的に不足。ターンオーバーが遅くなることで乾燥が定着し、ふっくら感が失われている状態です。

真皮
ハリや弾力を保つ真皮にダメージが。コラーゲンやヒアルロン酸などの真皮成分が変性・減少することで、肌全体もしぼんでいる状態。シミの原因のメラノサイトが活性化されやすく、メラニンの排出も滞ることでシミが定着しやすくもなっています。

\お手入れのポイント/

エイジングレベル後期では、さまざまなエイジングサインが肌表面に現れてくるため、年齢を重ねた肌をトータル的にケアしていくことが必要です。複合的な肌悩みにアプローチするアイテムを取り入れるのがおすすめですよ。

 

肌のエイジングと生活習慣には密接な関係が!?ちょっとした見直しが必要かも

エイジングの悩みが進行する原因のなかで、盲点なのが紫外線と摩擦刺激です。エイジングはスキンケアでしっかりと対策をするのはもちろんのこと、予防する、そしてこれ以上進行をゆっくりさせるために生活習慣を見直すことも大切です。

エイジングを防ぐ紫外線対策

エイジング悩みの原因の70%が紫外線と言われています。今や紫外線対策は当たり前のようにしている人が多くなってきていますが、意外と気づかないのが「うっかり焼け」。とくに紫外線の一種であるA波(UV-A)は、雲や窓ガラスをもすり抜け、ハリ・弾力を保つ真皮にダメージを与えます。

そのため、室内でも窓際にいるときや、洗濯物を干す少しの時間でもご注意を!A波は日が上がり切る前、朝8時くらいからすでに降り注いでいるので外出しない日でも欠かさずに日焼け止めを塗りましょう。

\CHECK!/

エイジングを防ぐ刺激対策

肌に摩擦刺激を与えることも、外側からのエイジングを加速させます。例えば、洗顔時にシャワーを直接肌にあててすすぐ、強い力でスキンケアアイテムをなじませる、などといった行為は外側から物理的に肌へ刺激を与えてしまうことに繋がるのです。肌に触れるときは摩擦が起こらないよう、優しく触れることを心がけましょう!

エイジングの原因はこんなところにも…

上記2つに加えて、最近特に注意したいのが重力に負けること表情筋が弱まること下を向いてのPC・スマートフォンの使用や、マスクの着用による表情筋の運動不足肌のたるみに繋がっていきます。PC・スマホを操作するときの姿勢を正したり、表情筋のトレーニングを取り入れたりと意識的に対策することが必要です。

 

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エイジングケア*2は早めの対処が肝!日々のチェックで対策を

年齢悩みには早めの対策が肝!そのためには、日々自分の肌状態をチェックしてみましょう。

忙しい時は特に、スキンケアもついルーティン作業としてこなしてしまいがちですが、朝晩のスキンケアのどちらか1回でも、肌を確認しながらゆっくりお手入れをしてみてくださいね。丁寧なスキンケアは、肌だけではなく、心までほぐしてくれる時間になるはずです。まずは今晩、肌状態のチェックから始めませんか。

*2 年齢に応じたお手入れのこと

企画・監修/島田久美子
イラスト/二階堂ちはる
構成・編集/清水尚美

※こちらの記事は21年1月に配信したものを再編集しております。

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