
自己主張が苦手なおなか|なにげなWeekly
オルビス社員のひなたと靴下柄の相棒猫・くつしたさんの凸と凹な毎日。うっかり!が発生してちょっと残念な日だって角度を変えれば愛おしくなる。そんな瞬間を捉えた、ほぼノンフィクションなお話を、週替わりでお送りします。
プロフィール紹介
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ひなた(左)
オルビス社員歴いつの間にか5年目。くつしたさん曰く、「なんでも器用にこなせるのに、時々とんでもなく不器用な動きを見せる不思議なニンゲン。」家に着くとまっさきに靴下を脱いでしまう。くつしたさん(右)
靴下柄がチャームポイントなひなたの相棒猫。御年5歳。趣味はひなたの見守りとニンゲン観察。時折、達観したそぶりと鋭い考察を見せる。ひなたが脱ぎっぱなしにした靴下をときどき片づけてあげる。
自己主張が苦手なおなか
こんにちは。ひなたです。
自他ともに認める食いしん坊なわたしですが、苦手なことがあります。それが、【おなかの声を聞くこと】です。
「今日なに食べたい?」「どのくらいおなかが空いてる?」日々のそんなありきたりな問いにうまく答えることができません。なぜなら、何でも食べたい、いっぱい食べたい、嫌いなもの?ない!!!そんなタイプの食いしん坊……。
しかし悲しいかな、年齢と共に着実に量が食べられなくなってきています。だけども、頭は食べたいと主張している。そんな頭に、自己主張控えめなおなかが負けてしまうのです。
もうちょっと食べたい、変なもの食べてみたい、目の前にあるからとりあえず!いただきます!
頭に振り回されるおなかが可哀そうだよね……という話を友人に真剣にしていたら、あたたかい目で「健康のためにやめたほうがいい」と言われました。その通りです。
なお、実家に帰ったときが一層大変で、わたし史上最も食欲が爆発していた高校生時代で記憶が止まっている両親・祖父母がエンドレスで食べ物を提供してきます。「ひとり暮らしだと、食事にあまりお金をかけないだろうから遠慮なく食べなさい」とのこと。
ありがとう、わたしのエンゲル係数は心の中にしまっておきますと思いながら美味しくいただいております。
オルビス社員のひなたが、ほぼノンフィクションなお話を週替わりでお送りします。次回の更新は5月7日(水)。テーマは「自分の名前を見つめる」です。
イラスト/タソカレー
編集/間野加菜代(Cumu)
文/神谷日向子
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